ビジネスマナーに自信がない人へ
ビジネスの場ではたくさんのマナーがあります。それらを総じてビジネスマナーと呼びますが、胸を張って「私はビジネスマナーに自信があります!」と言える人は少ないのではないでしょうか。新入社員の研修や年に1回の会社の講習程度でしか学んでいない、という人も多いでしょう。
ここでは、そんな人たちに向けて、ビジネスマナーの重要性やマナーを習得しスキルアップさせるための具体的な方法をいくつかご紹介します。
ビジネスマナーのスキルを身に付ける重要性
日本では、なぜビジネスマナーが重要と言われるのでしょうか。それはビジネスマナーをしっかりと実践することで、ビジネスマンや会社にとって多くのメリットがあるからです。
たとえば、次のようなメリットがあります。
○取引先や顧客に対してプラスの印象を与えることができる
○社内における自分の印象が良くなる
○礼儀やルールを重んじることで会社に規律や良い緊張感が生まれる
○上司や役員からの高評価につながる
○誠実さや思いやりを学ぶことで自分自身の人間的成長につながる
こうしたメリットがあることはわかっているものの、「どうしたらスキルアップできるのかわからない…」と悩んでいる人もいるでしょう。
そんな人は次の3つの方法を実践してみてください。
ビジネスマナーをスキルアップさせる3つの方法
1.ビジネス実務マナー検定を受ける
『ビジネスマンとしての判断・行動が適切にできるかどうか、人間関係やマナー、話し方を理解しているか』といった知識や行動の方を一定の審査基準によって判断するのが、ビジネス実務マナー検定です。
難易度が低い順に、3級、2級、1級となっており、試験は年2回、大都市を中心としたいくつかの都道府県で行われます。
書店で問題集の本を買って勉強する方法もありますが、ネット上で、無料で使える過去問・問題集があるので活用しましょう。もちろん合法的に使用できます。
2.先輩や上司の言動を真似してみる
先輩や上司が、普段当たり前のように使っている敬語や営業中の行動はビジネスマナーの宝庫です。それらを真似て体に染み込ませるのも、スキルアップにつながります。
何よりも検定と違うのは、挨拶や会話、名刺交換、身だしなみ、メール・電話の対応といった様々な基本スキルを、目で見て実践的に学ぶことができる点です。ためになったと感じたらメモに取って残しておき、チャンスが来たら実際に試してみるのも有効な方法です。
3.ビジネスマナーに関する講座・セミナーを受ける
ビジネスマナーの重要性に注目が集まっている昨今、ビジネスマナーのスキルをアップさせるための講座やセミナーが多く開かれています。机上の講習だけでなく、挨拶や会話といったマナーを、人間を相手に舌ロールプレイングで学べるところが大きなメリットです。ですので、新入社員だけでなく、『数年前に習ったものの現場で実際にできているか不安』、『習得した資格や知識を試す実践場が欲しい』という社会人経験者にもおすすめです。
講座・セミナーに関する情報は、ネットで検索すればたくさんヒットします。世間に名前の知られている有名な航空会社や求人広告会社が開いているセミナーでも、無料で受けられるものがあるので、積極的に活用しましょう。
ビジネスマナースキルは汎用性がある
堅苦しいイメージがあるビジネスマナーを身に付けることに、抵抗感を持っている人も多いと思います。しかしビジネスマナーは、一度そのスキルを身に付ければどんな業種・職種でも活用できるものです。
フリーターから正社員に就職したり、別の会社に転職したりした際に、ビジネスマナーが他の人よりも光っていれば、それだけでビジネスマンとしての印象をアップさせることができるはずです。