コールセンターへの就職はオススメ?

就活をしている人で、コールセンターの求人を見かけた経験がある人は多いと思います。一般的にコールセンターの仕事は『キツイ』というマイナスイメージがあるかもしれません。
しかし、企業の方針や仕事の捉え方次第では就職するメリットが大いにある仕事です。
ここでは、就職活動中の人に向けて、コールセンターの仕事の実態や魅力について紹介します。

コールセンターの仕事内容とは?

コールセンターの仕事は、個人や企業の顧客から電話を受けて質問に答えたり製品やサービスの案内をしたりする業務です。多くは企業が用意したマニュアルに沿って説明をします。コールセンターで働くスタッフはオペレーターとも呼ばれます。そしてオペレーターを教育・管理する人はスーパーバイザー(SV)と呼ばれます。

登録制のアルバイトやパート、契約社員、正社員など様々な働き方がありますが、どんな立場でもその会社の『看板』として電話に出ることになります。
ですので、自社商品・サービスに関する専門的な知識や高いコミュニケーション能力が求められる仕事です。

コールセンターは離職率が高いが…

コールセンターの仕事は、採用後3年以内の離職率が4割とも5割以上とも言われ、非常に高いことで有名です。

その理由としては、次のようなものが主でしょう。

・ブラックな顧客への対応が辛い
・年収や昇給率が高くない
・直接人と接する機会が少なく働きがい(やりがい)が感じられない

ただし、すべてのコールセンターで離職率が高いわけではありませんし、福利厚生がしっかりと充実しているところもあります。

また近年では、海外に支店を置いてコールセンターを設置する日本企業も増えています。特に台湾やマレーシア、タイといったアジア圏では活発です。こうした動きは、就活中で「海外で働きたい!」と考えている人にとっては大きなチャンスとも言えるでしょう。

コールセンターの仕事で得られるスキル 3つ

●高いコミュニケーションスキル

コールセンターに電話をかけてくる人の人間性は千差万別です。1万回電話を受ければ1万通りの対応が求められます。働きはじめは辛いかもしれませんが、商品知識がつき臨機応変な対応に慣れてくれば、これ以上高いコミュニケーション力が身に付く仕事はないと言っても過言ではありません。
新卒、フリーター、第二新卒者といった立場や営業、接客、事務といった職種に関係なく、就職や転職の面でコールセンターでの経験は有利に働くはずです。

●動じないメンタル

いわゆるクレーマーやモンスター顧客といったブラックな人も電話をかけてきます。こうした顧客に対応する経験を積めば、自ずとメンタルが鍛えられていきます。「バカかお前は!」などと罵られても、次第に冷静に聞き流せるようになって、相手に合わせた対応が取れるようになっていくはずです。
仕事や私生活でストレス耐性が重要視される現代において、こうした強いメンタルを持っていることは何よりの強みです。

●製品やサービスの深い知識

製品やサービスについての深い知識が身に付くので、転職を目指す人にとっても有利になるでしょう。特に同じ業種に転職する人であれば、職種自体は未経験であっても必ず活きるはずです。
たとえば、パソコン関係のコールセンターやカスタマーセンターで勤務している人であれば、パソコンメーカーの営業や家電量販店パソコン部門の接客といった職種の面接を受ける際に、知識や経験が大きな武器になるはずです。

『ホワイト』なコールセンターへの就職を目指そう!

コールセンターに就職するメリットに惹かれて就職したいと感じた人は、さっそく求人を検索してみましょう。
ただし、焦って応募する必要はありません。
いいなと思う企業があれば、企業のホームページや評判・口コミ、2chといったサイトを参考にしながら、情報を集めることから始めるといいでしょう。
『将来性はあるか(経営は安定しているか)』、『新人研修や福利厚生などの条件は充実しているか』といった内容を見極めて、ホワイトなコールセンターへの就職を目指しましょう。