第二新卒からの再就職は不利!?

新卒で就職した会社を1~3年以内に退職した社会人の人で、正社員への転職を考えている人は多いです。転職活動を始めたものの、初めてなので不安がたくさんあることでしょう。特に「第二新卒からの再就職は新卒者やベテラン社会人に比べると不利なのでは!?」と悩んでいる人は少なくないはずです。
ずばり、第二新卒だからと言って、それが理由で不利になることはありません。
むしろ企業によっては有利に働く場合もあります。
この記事では、なぜ第二新卒でも不利にならないのかの理由や、転職活動を上手く進めるコツについて紹介します。

第二新卒にオススメな就職サイト一覧

『第二新卒から正社員』は今がチャンス!

今、欧米だけでなく日本においても多様な働き方への関心が広まっています。

厚生労働省によると平成27年10月1日の時点で、会社に在籍する一般労働者に対する転職者の割合は7.9%という調査結果が出ています。今は平成29年なので、その数値はもう少し高くなっていると予測できます。つまり、1つの会社の約10人に1人は転職者だということです。

正社員の人材不足、アベノミクスによる経済活性化、終身雇用制の崩壊、といった時代の変化も転職者の再就職を後押ししていると考えられます。

この流れは第二新卒から正社員への就職を希望する人にとっても内定をもらえるチャンスです。少し前までは『転職するなら新卒で入った会社に3年以上勤めて経験を積んでから』という暗黙の常識がありましたが、その考え方が薄くなってきているのです。

では次に、第二新卒者がより再就職成功の確率を上げるためには、どのような点に注意して就活を進めるべきなのかを紹介します。

賢く再就職をするために知っておくべき3つのポイント

1.再就職先の業界を絞る

まずは自分が働きたい業界を絞ることが重要です。すでに業界が決まっている人は問題ありませんが、決まっていない人や特に希望がない人は、より採用されやすい業界を受けることをおススメします。

転職者の割合が高い業界ベスト3は、『不動産・物品賃貸業』が12.6%、『サービス業』が12.1%、『医療・福祉』11.3%となっています。(厚生労働省『転職者の割合』)
ぜひ業界を決める際の参考にしてください。

また職種も重要です。
1つの会社には、営業、技術、事務、経理、広報、接客など様々な職種があります。どれを選ぶかで志望動機や自己PRの仕方が異なるので、職種の方向付けはしっかりと行いましょう。

2.サービスの質が高い転職サイトを使う

ひとくち転職サイトといっても数十種類以上のサイトがあります。具体的には、女性向け、ベテランビジネスマン向け、業種・職種別、フリーター・未経験者向けなどです。応募条件に、第二新卒者を歓迎する企業の求人が多く掲載されているサイトを選び、登録しましょう。

そして、Webサイトのサービス内容の充実度も重要です。
ほとんどの転職サイトには、無料の活動支援のためのコンテンツが備えられています。種類は様々ですが、再就職者に有利になる情報の発信、面接・履歴書・自己PRのアドバイスや添削、担当エージェントによる最適な仕事の紹介などが主なものです。

3.大企業志向を捨てる

再就職希望者の中には、今より待遇の良い会社に入りたいという想いから『大企業志向』に陥る人が少なくありません。悪いことではありませんが、大企業への転職はよっぽどキャリアを積んだ社員でなければ成功しません。

大企業並みに給料や福利厚生が充実している中小企業は日本にたくさんあります。不必要な大企業志向を抱きすぎて、優良中小企業との出会いをミスミス逃してしまわないようにしましょう。

第二新卒に限らず『20代』はプラチナチケット

以上、第二新卒の再就職について解説しました。
第二新卒に限らず、今、フリーターや既卒者で20代の人は、年齢そのものが就職において30代、40代よりも有利になることを知っておいて下さい。
企業にとって若い社員は貴重な『人財』です。20代というプラチナチケットがあるうちに正社員を目指すことをおススメします。