女性フリーターで生活できるのか

まず日本にどのくらいのフリーターがいるのか、総務省の労働力調査によると155万人で男女別だと男性が73万人、女性が82万人と女性のほうが多い結果になっています。またなぜ男性よりも多いのか、それは「自分の都合のよい時間に働きたいから」という理由が多く挙げられてます。
そのフリーターという働き方を選んだ場合に実際一人で生活できるのかテーマごとに考えていきましょう。

【参照】総務省労働力調査

一人暮らしでかかる費用を計算し考えてみよう

“一人暮らしをする場合毎月どのくらい費用がかかるのか知っておく必要があります。家賃、光熱費、食費などの生活費や税金、保険など自分ですべて支払わなければいけません。毎月自分がいくら使っているのかを把握し、このくらい収入があると生活していけるという計算をしてみるといいでしょう。
どうしても毎月の費用が収入より多い場合は節約できる費用はないか見直してみる必要があります。例えば、毎月同じ金額支払っているスマホ代は今、払っている金額を安く抑えるために格安SIMに変えてみるという方法があります。また女性の場合ですが化粧品はほぼ毎日使用する上に高額なものもあるのですが、最近では品質が手ごろな価格の化粧品もあるので高いものがいいと決めつけずに見極めて使用してみるのも節約の一つの手です。

一人暮らしの1ヶ月あたりの光熱費は?

 

フリーターでも物件の審査は通るのか?

“もしフリーターが部屋を借りれないとなると世の中のフリーターの方たちはどこで暮らしているのか…。考えてみると、結論は部屋を借りることは可能です。審査を通すためには
・連帯保証人を立てておく(難しい場合は保証会社に加入する)
・収入に見合った物件を選ぶ(一般的に月収の3分の1程度)
・クレジットカードや公共料金など滞納の履歴がないこと
です。この3点が表していることは毎月きちんと家賃を支払ってくれるのかを見極める審査をしていることです。もちろん女性でもきちんと収入があって払える金額の物件を選び、滞納履歴もなく万が一払えない場合に連帯保証人をたてていれば審査に通る可能性は高いです。審査で一番大事なことは『支払いができると信用させること』です。”

フリーターで生活する上で地方と東京での違い(1.地方)

“フリーターで生活する上で住む場所によって違いがあり、メリット・デメリットがあります。わかりやすく地方と東京(都心)でみていきましょう。
地方で働く上でのメリット
・家賃が安い
・東京より物価が安い場合がある
地方で働く上でのデメリット
・職場までの通勤方法が限られる(公共交通機関が少ない)
・求人が少ない(働く場所が限られる)

フリーターで生活する上で地方と東京で違い(2.東京)

“東京(都心)で働く上でのメリット
・時給が高い
・求人が多い(働く場所が多様にある)
・公共交通機関が発達している(どこへでも通勤しやすい)
東京(都心)で働く上でのデメリット
・働く時間によっては通勤ラッシュに巻き込まれる
・家賃が高い
・地方に比べて物価が高い場合がある

比較してみるとどちらも同じくらいメリット・デメリットはあります。地方の場合はいかに時給が高いところで働けるか、東京では家賃を抑え、都会ならではのストレスを回避できるかがカギになりそうです。”

フリーターだからこそ収入と扶養について考えよう

親の扶養に入っていた場合、一人暮らしができない可能性がでてきます。それは収入が制限されるからです。年収130万を超えてしまうと親の扶養からは外れます。年収130万円となると1か月の収入は約11万円で一人暮らしだと生活がかなりきついです。親の扶養に入ることで社会保険料は支払わなくて済むのですが、その分収入も制限されるため一人暮らしをする場合は扶養から外れて、自分で社会保険料を払うことをおすすめします。

フリーターでも一人暮らしはできるし、女性の働き方に合っている

主にフリーターについて考えてみましたが、結局のところ女性フリーターでも一人暮らしはできます。男女、場所関係なくきちんと収入がありそれに見合ったお金の使い方をしていれば問題はありません。フリーターという働き方は男性よりも女性のほうが合うのかもしれません。一般的に男性は結婚すれば家族を養う立場になり、そのためには安定した収入と家族を養うお金が必要で正社員にならざるおえなくなります。しかし女性は結婚しても男性のような立場になることがまれにしかありません。無理にフリーターとしての働き方を捨てずに「自分の都合のよい時間で働くことができる」ため、一番多い理由につながるのではないでしょうか。