アルバイト?就職?その違いとメリットを全体的に考える
企業に社員として就職せず、気楽なアルバイトで生活している若い人が増えています。
なぜ「社員」という道を選ばず「アルバイト」を選ぶのか。
また、そこにはどれだけの魅力があるのか、何が惹きつけているのか、さまざまな角度から探ってみました。
自由に今を楽しむ?責任背負って将来を見据える?
アルバイトで生活していく一番のメリットは、
「責任を負わずに済む」
という点にあります。
失敗しても社員のように大きな責任を負わされるケースは少なく、休みだって取りやすい。
何においても自分の生活を最優先にできるところが、大きな魅力なのでしょう。
○曜日は習い事があるから休み、○曜日はデート…のように、今の自分の生活を満喫できるのは、社員ではなくアルバイトだからです。
一方で、それでは将来が不安、先が見えないといった理由でアルバイトではなく社員という道を選択する人もいます。
若いうちは先のことはあまり考えずにいられますが、一定の年齢以上になると将来を考えるようになり、社員という選択をする人が増えていきます。
生活とお金を考えたらどちらの質が高い?どちらが良い?
生活の質やレベルを考えれば、社員でいるほうが何かと安心です。
アルバイトの場合は、勤務状況にもよりますが、急な病気や怪我で休んだ場合、給与の保障もありません。
つまり、休んだら休んだだけ収入が減るのが一般的です。
ですが社員なら、傷病手当などの制度が充実しているので、病気や怪我で休んだとしても手当てが支給されるので生活が急に破綻することはありません。
独り身ならそれほど気にしなくて済むことですが、家族がある場合は大問題です。
女性にとってはどう?
女性の場合は、結婚して家庭に入ってしまう人が多いので、それほど正社員にこだわらない場合があります。
企業側にもそういった意識が根強く残っているため、女性の正社員採用にはあまり積極的でないところもあるのが現状です。
とはいえ、女性の社会進出がめざましい現代、結婚、出産後も復帰して働くという人も増えてきています。
こうした希望を持った女性の場合は、結婚前に社員としてある程度の経験を積んでおくと、復帰する際に有利に働くでしょう。
社員としての経験が一切ありません、アルバイトだけです…では、復帰したくてもできない可能性が高くなります。
気に入った企業で働く、仕事をしたいと思える会社に採用してもらうために
例えば、コンビニ正社員を目指すなら、アルバイトとしてコンビニでの勤務経験があるのが望ましいでしょう。
一般的なコンビニの仕事だけでなく、社員同様に発注まで任されるようになれば、その可能性は高まります。
また、コンビニ以外の企業への就職を考えている場合も、その業種、その職種での経験があると有利にはたらきます。
とはいえ、一般的にはある程度の年齢を過ぎると、正社員として採用される可能性は低くなっていきますので、20代のうちに正社員を目指して行動を開始したほうが無難です。
既卒であることで差別されない就活の道がある
新卒なら企業は選び放題…のようなイメージがありますが、必ずしもそうとは限りません。
確かに既卒は
「なぜ就職しなかったのか」
「なぜ短期間で辞めてしまったのか」
と、面接時に突っ込まれ、結果的には不採用ということも少なくありません。
しかし、そんな既卒の不利だといわれる状況を打開する方法があります。
「転職サイトの利用」です。
こうしたサイトには、転職を手助けしてくれる専門家がおり、面接時のアドバイスや履歴書の書き方、志望動機の例なども紹介するなど、採用に向けて全力でサポートしてくれています。
既卒だというだけで不利になっていたこれまでとはまったく違う転職活動を実感できることでしょう。
サイトによくある「フリーターは不利」という記事は鵜呑みにしない
誰が言ったのか、フリーターは不利だとさまざまなサイトでは書かれています。
実際には、さまざまな仕事を経験してきたフリーターだからこそ有利になる場面も存在しており、フリーターだというだけで不利だとは一概には言えないのです。
まったく何の経験もない転職者より、経験豊富なフリーターからの転職者のほうが、企業にとってはありがたい存在です。