夢があるならフリーターがおすすめ?
フリーターをしている人の中には、将来の夢のために働くという人もいますよね。売れているお笑い芸人にも、「バイトしながら下積みに励んでいる時期もあった」というのは、エピソードにも多いです。ところで、夢がある人の場合フリーターという働き方は、ベストな働き方といえるのでしょうか。また、フリーターが直面する現実問題についてもお伝えします。
夢を追うなら柔軟に働けるフリーターが人気
アーティストや俳優など夢を目指すためにフリーターをやる人は、夢追い型のフリーターとよばれています。フリーターは正社員よりも時間的な拘束が少なく、自分の都合で働けるのが何よりのメリット。たとえば正社員で就職した人を見てみると、夢があったけれど仕事を優先するためにあきらめた…という人はザラ。「やっぱ夢を追うならフリーターだ!」と思いたいところですが、フリーターを続けるならポイントをおさえることも大切。次からは、夢追い型のフリーターが意識すべき点を考えていきます。
何歳まで夢を追うかがポイントに
夢をいつまで追うのか、フリーターをいつまで続けるのかということは、意識すべき点。平成28年民間給与実態調査によると、非正規社員の平均年収は172万円です。夢を追う人の場合、すでに収入源が2つ以上ある人もいると思われますが、生活するだけで精一杯というフリーターも少なくありません。平均年収が200万円以下になると、将来に向けての貯蓄をしにくい面も。そのため、いつまで夢を追うのかを決めておかないと、将来貧乏生活から抜け出せなくなるリスクがあります。
フリーターが無視できない現実は年齢?
年収だけではなく、年齢の壁もシビア。フリーターを続けると、どんな年齢の壁が立ちはだかるのかも考えてみましょう。たとえばアイドルには年齢制限はないものの、一般的に26歳くらいまでならアイドルと呼ぶのにふさわしいと思われています。人気アイドルの多くは10~20代が多いのも、世のニーズがその世代にあるからです。憧れる人が多いモデルやダンサーも、ニーズの高い世代にいる人のほうがなりやすく、人気が高まることも。また芸能関係だけではなく、国家公務員や国税専門官の受験資格は30歳未満など、受験資格が決まっている職業もあります。つまりフリーターを続けることで、将来的に憧れの仕事やその他の職業にも年齢の壁ができ、希望の仕事に就けないリスクもあることは覚えておきましょう。
男性なら結婚も視野に入れるかを考えて
男性の場合は、将来的に結婚するかどうかも真剣に考えておきましょう。フリーターでキャリアを積むことができていないうえに、貯蓄がない・年収が少ないのダブルパンチは、結婚が不利になるおそれも。悔しくも夢を叶えることができなかった時、どうするのかということを考えておくべきです。フリーターは自由に働けるメリットがあるものの年齢がアップするにつれ、結婚できない、仕事がないというように、不自由な将来が待っていることにもなりかねません。
正社員への転向も早いうちに決断しよう
夢を追う人は、まわりから見てもカッコよく見えます。できれば夢に向かっていく人を応援したいところですが、フリーターを続けるデメリットと隣り合わせである現実も忘れてはいけません。もう少し収入がほしい、一生独身は嫌!と思い始めたら、フリーターから正社員を目指す方法もあります。
夢は期限付きで!方向転換は失敗じゃない
自由に働けるフリーターは、夢がある人の強い味方です。一方で、夢だけにとらわれず現実とどう向き合うのかも大切。フリーターを続けていていろいろな不安が出てきたら、会社勤めの正社員を目指すのも良いでしょう。状況を受け入れ、場合によっては方向転換する潔さも大切です。後になって夢も仕事も選べないような状況ほど、辛いものはありません。今までチャレンジしてきたことは、これからの人生でも役立つでしょう。正社員の仕事には何があるの?と気になったら、ネットで簡単に探すこともできますよ。今後のためにも、チェックしてみてはいかがでしょうか。