就職活動をスタートしたらまずはハローワークで相談しよう

就職活動をスタートした時、まずは『どんな仕事に就きたいか』『どんな会社に勤めたいか』を誰もがス マートフォンでネット検索する時代に突入しました。しかし、就職活動がスタートしたら出来るだけ早い 段階でハローワークへ行くことをお勧めします。

求人媒体の落とし穴

現代では企業が採用にかけるコストがどんどん上昇してきています。その為、会社側も無料で求人を出せ るハローワークだけではなく高額なネット媒体や紙媒体を利用して求人を行なっています。私たちが無料 で閲覧出来る求人サイトもフリーペーパーも会社側は高額な経費を費やしているのです。そうなると求人 媒体運営会社は、それはより多くの会社から掲載してもらえるよう、採用者数だけでなくあの手この手を 使ってなんとか採用されないであろう人でもいいからと応募者数を確保しようとします。その結果、根拠 もない『高待遇高条件、第二新卒歓迎、未経験応相談』などのワードが最近とても増えてきました。しか し、これはあくまでも応募者数を増やすための戦略です。面接に行ったら会社側の説明と求人媒体が全く 違う内容だったということも多いのです。

ブラック企業に入社したくない人はハローワークへ行こう

最近過労死などがニュースで取り上げられることが多くなりましたが、未だ労働基準法を無視した雇用方 法を採用している会社は数多くあります。労働契約書の存在が無い会社、謎の見込み残業手当というもの を定額で払うだけで果てしない時間残業させる会社などいわゆる『ブラック企業』と呼ばれる会社です。 しかし、労働者達は法の知識などが無いため違法とも知らずに入社し働き続けるのです。そんな実態に 『待った!』とかけてくれるのがハローワークです。ハローワークでは、違法な就業時間や条件等が求人 に掲載される場合は訂正を求めたり、必須項目の記載がない求人は掲載しないのです。ブラック企業に勤 めたくなければ、ハローワークの求人にまずは目を通した方がいいでしょう。

【必見!】ブラック企業の見極め方

ハローワークでは客観的に適した会社を紹介してもらえる

就職活動や転職活動を始めると、自分に適する仕事や会社がわからなくなることがあります。正社員を目 指していたのに25歳前後にも関わらず職業紹介会社で紹介されたのは契約社員だったり、30代で初めて試 みた転職活動で今までの自分の功績を何もアピール出来ない仕事に応募してしまったり、しかしそれは就 職活動が失敗したのではなく方法がわからないだけなのです。ハローワークでは高卒の若者、職歴なしの 既卒者など客観的に判断して仕事を紹介してくれます。自分が見えなくなった時に、ハローワークは強い 味方となるでしょう。

ハローワークでは具体的にどんなことをしてもらえるのか

ハローワークで一般的に求職者が利用できる機能は下記のようなことです。(管轄のハローワークによっ て若干差はありますのでご確認ください。
・職業紹介
・求人閲覧
・履歴書指導
・面接指導
・その他窓口での相談受付等

職歴が無い人や、経済的に厳しい人にお勧めな職業訓練

ハローワークでは、上記機能の他に『職業訓練』というものの実施・受付をしています。経済的理由で学 校に通えない人や、職歴がなく就職活動が困難を極めるような人は一度窓口で相談してみるといいでしょ う。何かしらの資格を持っていることは現代では最低限の常識ともなりつつあるのです。

悩む前にハローワークへ行くという行動を起こす

就職活動や転職活動は人生の転機ともなる一大イベントです。だからこそ、不安な恐怖心からなかなか行 動に移せない人もいるでしょう。しかし、それはおかしいことではなく当たり前のことです。まずは『軽い気持ちでハローワークに行ってみる』と行動だけ起こしみましょう。もしかしたらたった一回のハロー ワークで人生が変わるかもしれません。