貧乏な一人暮らしをしている人へ

今、一人暮らしをしている方に質問です。
ずばり、「楽しいですか?」
「自由で最高!」という人もいれば、「食費を削っているのでかなり痩せた…」、「家賃や保険が高く貯金もできない」など深刻な想いの人もいると思います。
ここでは、後者の人、つまり一人暮らしを楽しめていない人に向けて、特に『お金』の面から役立つアドバイスをご紹介します。

一人暮らしは意外とお金が必要!

正社員で、しかも優良企業で働いている人は、たとえ一人暮らしでもそこまで経済的にひっ迫していないでしょう。会社からの家賃補助やボーナスなどでカバーできるからです。

ただ、フリーターなどアルバイトからの収入だけで生活している人の場合、貧しい生活を送っている人は多いです。一人暮らしを始めたころは「貧乏でも自由で楽しい!」と思っていたものの、年月が経つにつれて、気力だけでは無理が出てくるものです。

また、今は自分一人なので生活できている人でも、将来、彼女(彼氏)が出来たり子どもが出来たりしたときはもっとお金がかかることになります。フリーターを続けようと考えている人は、今のうちに節約術を知識として身に付けておくことが重要です。

貧乏を乗り切る節約術 3つ

1.できるだけ家賃の安い物件に引っ越す
毎月の家賃が家計を圧迫している人は、引っ越しを検討しましょう。たとえば、今よりも1万5,000円安い物件に引っ越すだけで、年間の支出を18万円も浮かすことができます。
「引っ越し費用がかかるから無理!」という人に、安く済ませるためのアドバイスを4つ挙げておきます。

○敷金・礼金不要の物件を探す
○家賃を下げてもらうために不動産屋と交渉する
○引越しは業者に依頼せず、レンタカーを借りるなどして自分で済ませる
○引越しに必要な段ボールはスーパーやホームセンターなどで無料でもらう

2.無駄な生活費を削る
基本中の基本ですが、電気、ガス、水道、食事といった生活費で削れる部分は削りましょう。ただ、『風呂に入らない』、『食事は1日1食』など、我慢するだけの節約は長続きしません。
できるだけ今の生活を維持したまま、生活費を浮かせる方法を取ることが大事です。
たとえば、ブログや2chの記事から安くて美味しい貧乏飯に関する情報を手に入れたり、大型家電量販店でシャワーや水道の代金を節約できるグッズを購入したり、といった具合です。

3.不要な物を売る
自分が不要で捨てようと思っているものは、誰かにとっては喉から手が出るほど欲しいものでもあります。使っていない家電や家具、雑貨、漫画など、どうしても必要な物以外はフリマアプリやネットオークションで売ってしまいましょう。
近年日本は、『空前の断捨離ブーム』です。フリマやオークション市場が盛り上がっており利用者も増加しているので、物を高く売るチャンスでもあります。

根本的な解決のためには就職・転職がカギ!

残念ながら、先に紹介した3つの節約術は一時的に生活難を乗り切る手段であり、根本的な解決方法ではありません。
解決のカギは正社員になることです。
特に20代や30代前半という若い年齢の人であれば、正社員への就職を積極的に視野に入れましょう。収入が安定するだけでなく、『税金や保険・年金の負担が軽くなる』、『厚生年金により老後の年金が増える』など、いくつかのメリットがあります。
「今のアルバイトが大好きなので辞めたくない!」という人は、正社員を募集する就職サイトや情報誌から、今の仕事に関連する業種や職種を探すといいでしょう。

貧乏は20代のうちに脱出するべし

一人暮らしで貧乏生活をしている人の中には、『貧乏=美徳』と感じている人もいるようです。ただ、30代、40代になると、価値観や考え方も現実的になってきます。正社員として働いている友人を見て、「自分はいつまでも何してるんだ…」と落ち込むこともあるかもしれません。収入を増やす選択肢は正社員になることだけではありませんが、20代のうちに貧乏を脱却するために具体的な行動を実行していくことが重要です。