一人暮らしの生活を始めようとしている人へ

学生から正社員・フリーターとして社会人になる多くの人にとって、『一人暮らし』とは期待と不安が半々くらいの気持ちではないでしょうか。初めて親元から離れて暮らすのは、想像するよりも色々なハプニングやトラブルが起こるものです。
ここでは、一人暮らし初心者の方に向けて、費用や生活面での役立つアドバイスをご紹介します。

一人暮らしにかかる費用の平均は?

一人暮らしを始めようとしている人がもっとも気になるのは、『毎月の支出はいくらくらいか』でしょう。支出は、最低でも13~15万円はかかると言われます。実際に一人暮らしをしている人からは「そんなに必要ない!」という声も聞こえてきそうですが、保険・年金や税金も含めれば、このくらいの金額は必要です。

例として、『フリーターの人』の毎月の内訳を挙げます。

○家賃・共益費5万円
○食費 2万円
○電気代 3,000円
○ガス・水道代 6,000円
○国民健康保険 1万2,000円
○国民年金 1万6,000円
○その他雑費 1万5,000円

保険や年金の額はおおよそですが、合計12万2,000円です。
さらに年に4回の住民税(一括納付も可能)がかかるのでやはり13万円は超えます。
住民税の額は、収入によって下がります。

充実した一人暮らしを送る人が実践している 3つのポイント

1.規則正しい生活リズムを送る
これは正社員やフリーター問わず言えることですが、充実した一人暮らしを送っている人のほとんどは、生活リズムが規則的です。仕事や休日は人それぞれ違うので、ネット上によくある『絶対に○時に起きて○時に寝るべき』、『日曜日は体を休める日』といったアドバイスを堅実に守る必要はありません。
毎日何気なく生活するのをやめて、自分の身体と心にとってもっとも快適な生活リズムをつかむことが大切です。

2.節約を心がける
日ごろのストレスを浪費で発散している人は多いです。また自分では無駄遣いをしている意識がなくても、何も考えずに食費に費やしたり不必要な生活用品を買ったりしていると、すぐにお金が尽きてしまいます。
支出の例で挙げたように、毎月の自分の支出を計算して無駄なところは削り、将来のために貯金に回すようにしましょう。

3.こまめに掃除・洗濯をする
掃除を丁寧にし、部屋をキレイに保つことは精神衛生上メリットがあると言われます。洗濯も湿気でカビになりやすい部屋干しよりも、外に干すのがベターです。ベランダがない場合や雨の日は、風通しのいい場所に吊るすなどしましょう。
洗濯機がない人は、コインランドリーを活用しましょう。料金は洗濯物の量によって変わりますが、朝・夜の時間帯問わず、おおむね1,000円以内で利用できます。

正社員とフリーターの一人暮らしはどう違う?

正社員とフリーターの一人暮らしには、お金の面で大きな違いがあります。違いの1つは先ほども説明した『保険・年金・税金』、そして『会社からの家賃補助の有無』です。
正社員の場合、保険・年金・税金は、会社も負担してくれますがフリーターはすべて自分で支払います。さらに、正社員として家賃の一部を補助してくれる制度がある会社に入社すれば、毎月の家賃が大幅にカットできます。東京や大阪といった大都市は家賃が高いので、あれば特に嬉しい制度となるでしょう。

正社員とフリーターを全体的に比較すると…?

正社員になり一人暮らしの生活を充実させる

フリーターを30代、40代まで続けていると、働けなくなった場合に生活保護受給者になりやすいと言われます。さらに、家や車を買う時には正社員よりも銀行の審査に通りにくい点も充実した生活を送る上での大きなデメリットです。
『正社員=絶対に幸せになれる』と言いたいのではありません。しかし、今一人暮らしをしていて頼れる収入が自分しかない現状にある人は、20代のうちにフリーターからの生活から脱却することをおススメします。