未経験からIT業界で働きたい!
近年、AI(人工知能)やIoT、スマホアプリ、SNSといったネットに関する様々なもの発展し盛り上がっています。そんな流れから、未経験ながら「IT業界で正社員として働きたい!」と、就職・転職を志望する人も増えているようです。また、ITをはじめとした理系の仕事は女性の割合が少なかったものの、こうした変化に伴って、未経験からの女性の志望者も増えつつあります。
ここでは、未経験からIT業界を志望する人に向けて、IT業界の実情や役立つアドバイスをお伝えします。
そもそも未経験でIT業界に入れるの?ついていけるか不安…
全体的に急成長しているIT業界は、世間のITニーズが高まっているにもかかわらず人材不足が続いています。ですので、求人募集自体は非常に多く出されています。就職・転職の求人情報サービスのページをめくれば、数十~数百件のITに関する会社からの求人が見つかるはずです。東京・大阪・名古屋・京都・広島・福岡いった大都市では、特にたくさんの求人があります。
またその中には、『未経験者OK』、『学歴不問』といった求人も少なくありません。つまり、採用されて入社することそのものの難易度は、大手企業でない限り、未経験者でも決して高くはありません。
ただ、未経験者の多くは「就職してから仕事についていけるのかが不安」という想いを持っていると思います。もちろん、入社後の知識・技術の勉強は必要です。
入社後のモチベーションを維持させるためには、応募する前に、『自分がやりたいと思う職種』を選ぶことが重要です。
IT業界の職種はいろいろ
ITの仕事=アプリやゲームを開発する仕事、とイメージしている人も多いと思いますが、それだけではありません。たとえば、SE(システムエンジニア)、社内SE、プログラマー、サーバエンジニア、ネットワークエンジニアなど、職種は実に多岐に渡ります。
技術系の仕事だけでなく、営業として顧客と直接交渉したり打ち合わせをしたりする業務もあります。
気になるIT職の年収ですが、企業や職種、スキルによって大きく差があります。300万円程度の人もいれば、1000万円を超える年収を手にしている人もいます。ただ、どんな企業・職種を選んだとしても共通しているのは、ITの仕事は、体力・精神力ともにとてもハードだという点です。
たとえば、求人の社員の平均年齢欄を見ると、20代半ば~後半の社員が活躍している企業が多くあります。また、プログラマーの仕事は『35歳定年説』とも言われます。30代・40代・50代と年齢を重ねるにつれて、現場でバリバリ活躍できる人は減っていく傾向にあるのが特徴です。
入社後の負担を軽くするためには?
未経験から入社する場合、プログラミングの技術や専門用語の基本を事前に習得しておくと、入社後のストレスを減らすことができます。たとえば次のような取り組みをしておくと良いでしょう。
○バイトや派遣としてIT関連の会社で働き実績をつける
○JavaやRubyといったITに関する資格を取得する
○ITに関する最新情報を常にチェックしておく(2chやTwitterの情報をまとめる『it速報』など)
面接でその能力や経験があることをアピールすれば、企業にとっても研修にかかる時間と費用を削減することができるので採用に有利になるはずです。また「どうしても入社したい!」という意思を示すこともでき、志望動機にも説得力が与えられます。
まとめ IT業界の未来は明るい
以上、未経験からIT業界に入るために必要な知識をご紹介しました。
学校教育にもプログラミングが必修化されるなど、ますます隆盛していくとみられるIT業界。働きながらニーズの高いスキルを身に付けられることは、将来への自己投資にもなるはずです。