人生はやり直せるのか?
学生や20代前半のころに、「もっとこうしとけば良かった…」と後悔している人は多いと思います。誰しも失敗や後悔はあるものですが、そう感じたとき、人間はこう思います。
「人生をやり直したい!」
しかし、映画やアニメのように、タイムマシンを使って過去に戻ることはできません。
人生とは本当にやり直しができるものなのでしょうか。
この記事では、今、人生をやり直したいと思っている人に向けて、主に『仕事』の視点からアドバイスを紹介していきます。
『人生をやり直す』の意味って?
そもそも人生をやり直すとはどういうことでしょうか。
「偏差値の高い高校・大学に行きたい」、「給料・福利厚生が良い会社に入りたい」、「もっと豊かな生活がしたい」など様々な考え方があると思います。
ただ、大多数の人が望むのは、「本当にやりたい仕事に就きたい!」ということではないでしょうか。
偏差値の高い学校に入りたいのも、結局は『やりたい仕事』や『給料・福利厚生が良い仕事』に就きたいからでしょう。また、豊かな生活をするためには、1日の3分の1以上を占める仕事の時間を充実させることが不可欠です。
仕事の選び方や仕事への向き合い方が人間にとっていかに大事かの証拠の一部を、内閣府の『ひきこもりに関する調査』の結果から見ることができます。
仕事や就職の失敗や後悔がきっかけでひきこもりになった人は、ひきこもり全体の約50%もいることがわかっているのです。内訳は、『職場になじめなかった』が23.7%、『就活がうまくいかなかった』が20.3%となります。
内閣府調査『ひきこもりになったきっかけ』(http://www8.cao.go.jp/youth/whitepaper/h25honpen/b1_04_02.html)
こうした事実からも、「人生をやり直したい!」と本気で考えている人は、『仕事』に着眼点を置いて行動を起こすべきなのです。
では次に、どのような行動を起こすべきなのかを具体的に見ていきます。
仕事で人生をやり直す3つの手段
1.就職・転職する
今とは違う新しい環境で働くことで、人生をやり直せるきっかけになるはずです。
フリーターの人は正社員になることで、収入が安定し、ひいては生活の安定にもつながります。
転職に関しては、軽い気持ちで実行することはお勧めできません。給料が以前より下がる、新しい環境になじめない、といったリスクもあるからです。特に40代・50代になると、そのリスクが大きく影響するので慎重に考えるべきでしょう。
いずれにしても、就職も転職も「得意な英語を活かしたい!」、「社会貢献度の高い仕事に就きたい!」など理想を持ったうえで行動に移すことが成功のポイントです。
2.仕事に対する考え方を変える
今の仕事に就いたことを後悔して人生をやり直したいと考えている人は、その仕事に対する向き合い方を変えてみてください。
たとえば、職場の人間関係が良くない人は1人ずつでも仲良くなっていくために明るい挨拶から始めてみましょう。1人だけでも関係が良くなれば、それだけで気分は晴れて、毎日の生活は豊かなものになるはずです。
簡単ではないかもしれませんが、そのまま鬱屈とした状態が続くなら試してみる価値はあるのではないでしょうか。
3.退職して学校に通う
今よりレベルの高い会社で働きたいと考えている人や新しい業界や職種に就きたいと考えている人は、退職してまた1からスタートするという選択肢もあります。大学院、専門学校、スクールなどに入り、やりたい仕事につくために勉強するのです。
ただ、転職と同じで無計画に実行するのはNGです。ゴール(やりたい仕事)を明確に定めて、計画的に行動に移しましょう。
間違いなく大切なのは『とにかく行動すること』
ここまで紹介した3つの手段を実際に試しても、あなたの人生は変わらないかもしれません。
しかし間違いなく言えるのは、『行動しなければ絶対に変わらない』ということです。
「人生変えたいなー」、「何か面白いこと起きないかなー」と口で言っているだけでは、そのまま年齢を重ねていくだけです。
本気で人生をやり直したいと思っている人は、人生のうち長い時間をかける仕事に軸を置いて、自分の人生をより豊かに変えていくための行動を積極的にとっていきましょう。