アパレル正社員の道は厳しい?
「オシャレでスタイリッシュ」
誰もがそう思っているアパレル関連の仕事は、とても人気があり憧れの的です。
だからこそ、そこで働くことを夢見て転職・就職活動をする人はたくさんいます。
「でも自分は高卒だし経験もないから、それじゃ採用されないのでは?」
「学歴不問のところなら大卒じゃなくても大丈夫?」
こんなリアルな不安や疑問を解消するために、アパレル正社員への転職について、詳しく見ていきましょう。
応募に必要な学歴
スタッフ募集の求人広告には「高卒以上」とされているものが多く、特にアルバイトでその傾向が見られます。
義務教育である期間を修了し、さらにその上の教育を受けた者として一般に認められるのが高卒だからです。
また、アルバイトの場合は社員のように仕事で大きな責任を負うことがなく、その企業の運営に携わる部分を任されるわけではないので、学歴に関してあまり厳しい条件を設けていないケースが多いのです。
一方、正社員としての募集であれば、アパレル関連は「大卒以上」という条件を設ける会社も珍しくありません。
単なる店員・販売員ではなく、将来は店を任される店長や運営に携わる役職に就く可能性を見据えてのことでしょう。
とはいえ、会社によっては学歴よりもやる気・意気込み・そしてファッションがどれだけ好きか…などを選考基準にしているところもありますので、諦める必要はありません。
経験は必要?未経験はダメ?
これも会社によって異なる部分です。
「未経験者可」
「未経験者歓迎」
「経験者優遇」
「経験者に限る」
こうしたさまざまな条件がつくケースがあります。
未経験者可・未経験者歓迎としている求人については、経験がなくても応募可能であることが明らかです。
経験者優遇・経験者に限るとしている求人については、経験者であることが条件となります。
ただ、経験者というのがどの程度の経験を指すのかはさまざまです。
たとえば1年以上の実務経験がなければいけない、半年程度の実務経験で良い…など、企業ごとに異なります。
未経験でアパレル正社員を目指す人も、経験を生かしてアパレル正社員を目指す人も、自分に合った条件の求人を探すと良いでしょう。
未経験からアパレル就職を目指すには
アパレルの勤務経験は全くない・未経験!
そんなあなたがアパレル正社員を目指すなら、誰もが納得する、安全な方法で転職活動をすすめましょう。
●バイトから始めてみる
アパレルの経験がないなら、まずはバイトから入ってみましょう。
いきなり正社員で応募しても志望動機がありきたり・面接で落とされるなど失敗の可能性が高く、次を考える余裕すらなくなってしまうことがあります。
●職種を限定しない
アパレル関連でも、販売員ではなくデザインなどを手がけたいと思っている人は少なくないでしょう。
ですが、未経験からの転職なら、まずは販売員としてショップに立ち、経験を積んでからというのが筋道です。
現場を知らない上司ほど信頼されないものはありません。
まずは現場で第一線に立ち、さまざまなことを学ぶ覚悟で応募することが大切です。
●人に頼ろう
未経験の分野への転職は、想像以上に厳しい時があります。
まして人気のアパレル分野は、「え?有名ブランドでもないのに?」と思うような厳しい条件が設けられているケースも。
求人情報には書かれていないことや、待遇・給与など事実との相違等に後で苦しまないためにも、転職エージェントの力を借りることをおすすめします。
利用規約にも、登録から紹介まですべて無料で利用できると書かれているので、安心です。
経験者がアパレル転職を目指すなら
すでにアパレル関連の勤務経験がある人なら、よほど短い経験しかない人を除きほとんどの求人に応募が可能でしょう。
経験があるというのは、とても大きな強みになります。
アパレルに関して右も左もわからない全くの未経験者とは異なり、ある程度の知識があるため、1から研修で教える必要がないからです。
アパレルに限らず、会社は「できるだけ無駄な時間と労力・そして経費をかけずに新人育成をしていきたい」ものです。
そのため、経験者のみや経験者優遇といった募集の仕方をするわけです。
こうした経験者の場合、自力でも転職は比較的しやすい傾向にありますが、中には求職者をだますような求人広告も存在しているので、注意が必要です。
一番多く見られるのが、アルバイトとして募集をかけていて、「正社員登用あり」とうたっているものです。
経験のある販売員を手っ取り早く確保するための募集で、正社員への登用など最初から無い…そんなケースも目立っています。
そんな悔しい思いをしないためには、やはり転職エージェントからの斡旋を受けるのが安心・安全です。
万が一、求人内容と違っていた場合も、適切に対処してもらえるので、間違いがありません。
男女問わず活躍できるアパレル業界
アパレルというと、店員はみな女性というイメージですが、実際には多くの男性も活躍しています。
転職エージェントで求人一覧を見せてもらうとわかりますが、男女ともに活躍している現場がとても多いのです。
特に東京、神奈川など関東の首都圏、大阪、名古屋、福岡といった関西・九州方面の大都市、そして北海道。
大きな都市では男女問わず多くの人が活躍しており、給料も男女で差はありません。
若いというだけでも大きな武器となりうる20代フリーターの皆さんなら、アパレルへの転職もまだまだ十分可能です。
学歴や経験が不安でも、専門家のアドバイスを受ければ何も問題はありません。
憧れの業界への就職を諦めることなく、ぜひチャレンジしてみてください。
学歴社会なんて意味がない
今の日本は、学歴学歴とそればかりになっています。
応募資格が大卒以上、というのも当たり前になりつつある時代ですが、本当にそれに意味があるのか疑問です。
また、経験経験とそればかりで、育成をないがしろにしているのも事実です。
いい大学を出たのにニート。
高卒だけど立派に働いて今じゃ若くして管理職。
経験させてもらえないからいつまでたっても未経験のまま。
こんなことも多いのが現実です。
フリーターだから…という目でしか見ない会社には応募なんてしなくて結構。
やる気と意欲を買ってくれるところに行きましょう!
いつの日か、日本も能力主義がメインになることをひそかに願って、転職活動に励んでいきましょうね。