高卒から正社員に就職!
現在、高校を卒業して大学に進学していない人の中には、「どうせ高卒だから…」と大卒でないことにコンプレックスを感じている人が多いのではないでしょうか。
ここでは、そんな人のために『高卒でも優良企業に就職できる根拠』や『就職活動を有利に進めるためのポイント』を解説しています。
高卒者であれば男性・女性問わず参考にできるはずなので、ぜひご覧ください。
学歴が『高卒』でも正社員になれる?
結論から言うと、高卒でも正社員になれます。確かに大学への進学率は年々右肩上がりに推移しており大卒の肩書を持つ人も増えています。しかしだからと言って、高卒の就職率が下がっているわけではないのです。
実際に、高卒でも積極的に採用している業種・職種は以下のような分野です。
○事務
○美容
○ホテル
○工場
○アパレル
○土木建築
○飲食
○サービス
冒頭で、『高卒でも優良企業に入れる』と言いましたが、具体的な根拠としては、『東京ガス』や『東京電力』といった超大企業でも高卒採用をしている点です。大卒に比べると仕事内容が違う、初任給や昇給率が低い、といった差はあるものの、こうしたインフラ系の企業は経営が安定しているところが多いのでおすすめです。
次に、高卒でも就職できることにより自信を持ってもらうために、数字で根拠を説明していきます。
高卒の就職率は95%以上!
平成27年5月19日に文部科学省から発表された、県別の就職状況は以下のようになっています。すべては掲載できないので、ここでは、一部の県の平成27年3月31日現在での男女合計の就職率を紹介します。
北海道 96.2%
福島 99.3%
東京 95.7%
神奈川 97.1%
埼玉 96.3%
長野 97.8%
新潟 99.6%
大阪 94.7%
兵庫 95.4%
岡山 98.8%
高知 97.8%
福岡 95.4%
沖縄 86.6%
(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/05/__icsFiles/afieldfile/2015/05/19/1357985_01_2.pdf 文部科学省 平成27年3月高等学校卒業者の就職状況)
これら13都道府県の統計は、平均すると約96.2%の就職率となり非常に高い数字と言えます。
ただし、就職した全員が今の就職先に100%満足しているわけではないでしょう。本当に自分の希望する企業への就職を実現するためには、就職活動のポイントを押さえて賢く進めることが大切です。
就職する上で知っておくべき就活のポイント 3つ
1.自分に合った就職支援サービスを利用する
求人を探す手段は1つではありません。ハローワーク、就職サイト、求人情報誌などいくつか選択肢があります。特におすすめは、高卒の求人に特化した就職サイトを活用することです。高卒歓迎の求人が多く、コンテンツサービスの内容も高卒者向けに有益なものが中心になっています。
2.志望する企業が実施する就職試験に合わせた対策をする
高卒の就職試験では、次のような課題が出されることが一般的です。
○履歴書・志望動機の提出
○面接
○グループワーク
○自己PR(長所・短所など)
○SPI(数学・国語など)
○一般常識
○作文
自分んが志望する企業の応募条件や、実際にその企業を受けた人の口コミなどから情報を入手し、それに沿う形で、問題集を選んだり面接の練習をしたりすることが大切です。
3.資格やスキルを獲得して備える
高校を卒業する前や、卒業して就職する前に時間がある人は、資格やスキルを身に付けるために勉強することも就職を有利にすすめるためのポイントです。自分の志望する業種・職種に合ったものを選ぶことが大切です。たとえば、旅行業界なら英語、事務ならパソコンスキル、といった具合です。
実際の職場で役立つだけでなく、会社によっては有資格は給料がアップする制度を設けている場合もあるので、初任給の手取りを増やすことにもつながります。
諦める前にチャレンジしてみる!
今、日本は正社員の人材不足です。高校を卒業してからフリーターになり数年たった人でも、正社員になれる可能性は十分にあります。
ここでの根拠やアドバイスを参考にして、「どうせ無理」と諦める前にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。