フリーターやニート 本当にそのまま続けますか?
「仕事をする意味ってなに?」、「正社員で働く理由って?」と皮肉っぽく考えているニートやフリーターの方々。
本当にそのままでいいのでしょうか。
確かに、アルバイトの収入や親からのお小遣いがあれば、最低限度の生活はできるでしょう。
しかし、もし突然の病気で親が亡くなったら?
経営不振でアルバイトを首になったら?
将来、今のままの暮らしができる見通しを立てることが本当にできるでしょうか。
ここでは、フリーターやニートの方に向けて、危機感を実感できるリアルな実話やフリーターを続けた場合のリスク、正社員になるメリットを紹介していきます。
フリーターの末路 具体的にはどんな状態になる?
末路の一例を、年代順に追って見てみます。
○20代
親のお金でストレスフリーで生きているが、高い仕事のスキルや実務経験は身に付けられない。同じ金銭感覚で付き合える友人が減っていく。
○30代
親が定年退職して年金暮らし。収入はわずか(もしくはゼロ)なので、親孝行ができるわけもない。バイトを続けながら生活レベルを下げる。もしくは生活保護に頼る。周りの友人は家庭を持ったリ正社員に就職・転職していく。
○40代
結婚願望が生まれるが、まともな収入も仕事もない。仕事を探そうとしても、方法が分からない。アルバイト先では、10代~30代の若者が中心になり肩身の狭い思いをする。生活保護の場合、より人生に意味を感じられなくなる。
○50代
親は二人とも他界し、年金は頼りにできなくなる。固定資産税、賃料、食費などの生活費、といった費用はすべて自分一人に降りかかる。アルバイトで保険年金も払ってきていないので、将来的にも年金には頼れない。
○60代
家族も友人もなく、生活保護や日雇いの収入で暮らす。
そのまま一人で最期が来るまで生き続ける。
これらはあくまでイメージですが、『楽』、『めんどくさい』といった感情を優先してフリーターやニートを続けてしまうと、実際に自分がこうなる可能性があるということを頭の片隅に置いてきましょう。
正社員になるメリットに目を向ける
フリーターやニートの中には、「企業に入っても働きアリのように扱われて終わり」、「自由な時間がなくなる」というように、正社員になることのデメリットばかり考える人がいます。
そうではなくて、純粋な気持ちで、正社員になる『メリット』を考えることが大切です。
メリットには、次のようなものがあります。
○一度採用されれば簡単に首を切られることはない
○自分の好きな仕事であればアルバイトよりもやりがいのある仕事を任される
○少しずつでも給料が上がっていく
○アルバイトにはない賞与や有休、退職金がある
○銀行からの信用が上がり、家や車のローンが組める
○病気や事故などの問題が起こっても、保障がある
○厚生年金により老後もお金が入る
○社会的な評価が上がり、自分の人生に自信がつく
また正社員になったからと言って、先ほど言ったようなデメリットが必ずしも存在するとも限りません。マイナスな妄想よりも、確実に享受できるメリットに目を向けましょう。
動き出すべきときは『今』この瞬間!
フリーターやニートから脱却するのは、年齢が若ければ若いほど成功しやすくなります。実際、企業の採用条件にも『30歳以下』、『35歳以下』といった記載がある場合は多いです。
10代、20代の方で「30代半ばくらいから働き始めればいいだろう」と安易に考えている人も少なくありません。
そうではなくて、動き出すときはまさに、『今』この瞬間です。何もいきなり、「正社員になって高い収入を稼ぐ必要がある!」と言っているのではありません。まずは、ここで説明したリアルな実態や将来のリスクを参考にしながら、自分将来を考え、企業の情報収集や応募書類の送付などできる事からはじめてみましょう。