面接の基本スタイルはスーツ
20代フリーターの方にとって、転職時の服装は大きな悩みの種となりがちです。
学生ならリクルートスーツに決まっていますが、フリーターだとどうすればいい?
「やっぱりフリーターだから」
などと言わせないために、今回は面接時のスーツについてお話してみます。
リクルートスーツでもいい?
リクルートスーツで面接に臨んで良いのは、男女ともに20代前半くらいまでと考えましょう。
それ以降の年齢になってからの就職活動でのリクルートスーツ着用は、「イタイ人」と映ってしまう可能性が高いのです。
年齢に合わせ、女性なら派手にならない程度の華やかさを持たせ、男性は仕事ができる人間をアピールしましょう。
とはいえ、ストライプのスーツに派手目のシャツ、大きめアクセサリーなどでは遊びに来たのかと勘違いされてしまいます。
男性ならネクタイなし、上着なしなどはマナー違反です。
また、スーツの色は紺やグレーが無難と思われがちですが、応募する会社がどのような業界なのかによって臨機応変に変えるべきとされています。
たとえば銀行などお堅めの企業なら黒っぽいものを選ぶなどが大切です。
こうすることで良い印象を与えることができるだけでなく、常識やマナーのある人間だという演出ができ、採用を導き出せます。
夏場の面接スタイルは?
夏の暑い時期の面接は、本当につらいものです。
なれないスーツ姿で市内、市外を歩き回るのですから、苦痛以外のなにものでもないでしょう。
かといって、面接官に何も言われていないのに面接時に自分から上着を脱ぐのは非常識です。
では、夏場の面接スタイルはどのようにすれば苦痛が軽減できるでしょうか。
◎夏場は夏用スーツを着用
◎夏でもシャツは長袖
◎ネクタイ・上着なしはNG
◎ジャケットは持ち歩き、面接室に入る前に着る
これらは、夏場の面接スタイルの基本です。
また、持ち歩いたジャケットを着る際に、インナーやネクタイをチェックするようにしましょう。
そして、応募先の企業から「クールビスで」と面接時の服装について案内があったとしても、基本的にはスーツ着用の上、ネクタイもきちんとしていくのが社会人としてのマナーです。
女性の場合は、年齢にもよりますがスーツ以外の服装で面接に臨むケースも多いでしょう。
その場合も、ブラウスにスカートなど清潔感のあるもの、派手でないデザインのものなら問題ありません。
スーツのボタンは全部しめる?
面接時のスーツのボタンは、全部しめてはいけません。
ボタン3つのスーツなら、一番下のボタン1つを外すようにします。
ボタン2つのスーツでも、下のボタンを外します。
この、ボタンを外すタイミングも重要で、座る時に外すのがポイントです。
また、最初から外してあるとだらしない印象を与えてしまう場合もあるので、注意が必要です。
ネクタイピンはつけないほうが良い?
面接時にネクタイピンをしていくのは問題ありません。
学生の就職活動なら不要な感が強いですが、20代フリーターからの転職ですので、これまでにもビジネス経験がありますし、ネクタイピンの使用を避ける理由も特にないでしょう。
ただし、面接なのでジャケットを着用しているはずですから、ネクタイピンはしなくても不便ではありません。
つけるなら、ジャケットに隠れて見えない位置に、派手ではないものを使用しましょう。
必要以上に神経質にならなくても大丈夫
転職の面接に臨むとなれば、緊張して失敗してしまうことも多く、それ自体は不思議なことではありません。
面接官もそれは十分理解しているはずですから、小さな失敗を穿り返すようなことはないでしょう。
しかし、そうは言っても失敗はしたくない、完璧に面接を終えたい…そう思うものです。
それなら、転職サイトで面接時のスーツのアドバイスを受けるなどして、完璧を目指してみましょう。
インターネット上などには、さまざまな転職サイトがありますが、ランキングで上位に入っているところや実績の多いところがおすすめです。
無料で履歴書の書き方や圧迫面接への対策もサポートしてくれますので、転職を成功させることができるでしょう。
清潔感があれば大丈夫
多少のミスも緊張感で答えられなかったことも、気にすることはありません。
重要なのは、清潔感ある身なりで社会人としてのマナーが守れているか、です。
言葉遣いや態度などと同じく、清潔感あふれるきちんとした服装で面接に臨めば、きっと良い結果が導き出せますよ。