お金があれば…

正社員と比較して、フリーターの方にとってお金というのは非常に重要な問題です。単純に贅沢ができる・できないという問題だけではなく、税金問題、家賃問題などなどお金があれば・・・と思うことがありますし、お金がないから何もできない、でも働く日数は多いという「貧乏暇なし」状態を続けている方もいます。20代のフリーターのお金事情はどうなっているのでしょうか。20代フリーターの収入、税金、貯金などの状況についてお話をしたいと思います。

手取りって平均どれくらいなの?

フリーターの年収については人により異なりますが、都市圏で生活している人であればアルバイトで稼ぐ年収換算すると200万円~250万円です。これを月収に換算するとおおよそ15万円~20万円で、そこから源泉徴収など引かれたら大体12万円~17万円程度手取りとしてもらえています。そこから一人暮らしの方は家賃、携帯電話、光熱費などを引かれていったら・・・毎月の自由なお金は5万円くらいでしょうね。また、この中には食費も含まれているので本当に「カツカツ」の生活だと言えます。普通に考えたらとても一人暮らしなんてできないので、実家に住むしかないという人も多いです。

国民の義務『税金』

“フリーターが払わなければならないお金には何があるかというと住民税、所得税、また税金ではありませんが国民健康保険、国民年金もあります。所得税に関してはバイト先が源泉徴収で引いているケースが多いですが、住民税は年4回お役所から電気料金のような形で「納めて」という連絡がきます。金額はというと、例えば月収20万円、年収240万円の方がいたとすると、年収の10%+4000円が1年間の住民税、ただし控除が100万円分あるということになりますので140万円×10%+4000円で14万4000円、これを4分割して送られることになりますので四半期に1回3万8000円払わなければならないのです。

すでに所得税で10%の税金が引かれ、さらに住民税が引かれ、おまけにものを買えば消費税が引かれ、健康な人は本人証明にしか使わない健康保険代が引かれ、挙句は75歳にならないと支払いを受けられない制度になりそうな国民年金・・・考えただけでも吐きそうですね。その結果、税金未納というケースにもつながってきます。”

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老後が心配…私たちの年金

上述にも触れましたように、国民年金の支払いというのもありますが、国民年金は現状65歳までもらうことができません。しかも、月々平均5~6万程度しかもらえないようです。そのため、老後の生活を国民年金に頼ることはあまりにも危険です。そのため、普通であれば老後のために貯金したり、生命保険を加入するなどのことをするわけですが、それすら不可能な状況といえます。

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将来の為の貯金

“当然貯金なんてものもなかなかできません。20代のフリーターの平均貯金額は83万円というデータがあります。これだけを見るとどう取られるのかわかりませんが、フリーターの方も貯金ができています。ただし、これにはある法則があります。そう「実家暮らし」です。実家であれば、ご飯も住む場所も確保した状態で一部家にお金を入れたとしても手元にお金が残った状態になります。ただし、一人暮らしになった場合、光熱費も、家賃もあらゆる費用を自分でねん出しなければなりません。そのため自宅に住んでいる方に住んでいる方より貯金額が落ちてきます。

それでも平均的には48万円程度あるようです。少なくとも意識すれば貯金はできるようです。ただし、将来のため、というよりは目の前の危機に備えられる程度の金額といえますね。将来のためのお金を貯めるというのはなかなか厳しいようです。”

時間はあるけどお金はない

“フリーターと言っても、頑張っているフリーターもいれば、本当にフリーな時間が多いフリーターというのもいます。そういう方はお金はないけど時間だけは無駄にありますよね。そういう方は上記のような貯金はおそらくないでしょう。そういう方にお伝えしたいのは、そのフリーな時間はお金に変えられるんですよ。暇ほど無駄なものはないです。暇な時間をお金に換えれば、今よりお金をありますし、使う暇もないのでお金ができてきます。

今お金はないけど暇があるという方については、その時間に働いてお金にすること、別にアルバイトじゃなくてもお金があるのならネットビジネスでもよいですし、何らかの活動をすることをお勧めいたします。”

まとめ

“日本の社会は20歳を過ぎる、もしくは学生が終わった瞬間に正社員として働いていること、お金を稼いでいることを前提にした社会構造、すなわち資本主義となっています。なぜ、フリーターになっているのかというのは理由があると思いますが、理由のないフリーターには生きていけない社会となっているのです。

働いて十分に稼げるかわかりませんが、正社員ということも含め生きていくために働きましょう。稼ぎましょう。その意識と行動が重要なのです。”