社員にはメリットデメリットの両方がある?

アルバイトではなく社員や契約社員になると、メリットデメリットはどちらも大きいのか…?
とても気になる問題です。

働く時間や仕事内容は同じなのに、社員になって何が変わるのか?変わることなんてないのではないか?
そんな疑問を解決するために、正社員になるメリットやデメリットについて、紹介してきます。

正社員のメリットとデメリット

正社員のメリットといえば、身分の保障です。
何かを契約する際、アルバイトよりも正社員であるほうが信用度が高く、すんなり契約を結ぶことができます。
特に賃貸住宅の場合はその傾向が強く現れます。
ほかにも、福利厚生の充実、社会保険の加入、手当類がつく・ボーナスが出るなど年収等の面で安定…等があげられます。

これに対しアルバイトは、時給制であることがほとんどなので、休めば休んだ分収入は減り、福利厚生の対象とならない場合も多く見られます。
たとえば社員寮は社員のみ、などです。
また、条件を満たせば社会保険に加入はできますが、社員と比べて加入できる社会保険は限られていることが多く、退職金制度が整った会社であってもアルバイトは対象外、などもあります。

このように、社員であるというだけで対象となる制度が多いのが特徴です。

一方のデメリットは、責任が大きくなるという点です。
アルバイトなら自分の都合でシフトを組めたのに、社員はそうできない、会社都合…となることがあります。
また、ミスに対する責任の大きさもアルバイトとは異なります。
さらに、職種によっては転勤があるというのも社員のデメリットでしょう。

このように、自由度・気楽さがなくなってしまうのが社員になることのデメリットといえるでしょう。

メリットデメリット、両方存在していますが、総合的に判断すると、メリットのほうが大きいように思えないでしょうか。

知って驚く?!知られざるフリーターのデメリットとは…?

会社側にとってはどちらが得?

アルバイトと正社員の採用、どちらのほうが会社側にとっては得なのでしょうか。
結論から言えば、アルバイトのほうが会社側の負担は少なくて済み、得ということになります。

ですが、業務が忙しい時に残業を頼みやすいという点では社員のほうが扱いやすいなど、必要なときに必要な人材を確保できるという意味では正社員が望まれます。

女子や主婦にとっては?

女性の社会進出がめまぐるしい現代ですが、彼女たちにとって正社員はどうなのでしょうか。

企業側の考え方にもよりますが、いまだに女性は不利な扱いを受けているところも多く、残業ができないから昇進対象外になる、子育てのための環境が整っていないなど、多くの女性にとっては働きにくいのも事実です。
そのため、結婚や出産を機に退職せざるを得ない女性も少なくありません。

女性にとって正社員として働くことは、まるで家庭を持つこと、子供を生み育てることを諦めろと言われているようなもの…そう思えるような差別的発言をする企業もあるのが現実です。

正社員になると諦めるものが出てくる

フルタイムで社員と同じように働いていながら、ボーナスなし、身分保障なし…になるなら、アルバイトでいることは損でしかないように見えます。
しかし、フリーターという道を選んだ理由が、何か目指すものがある、やりたいことがある…等だった場合、正社員になることでそれを諦めなくてはならない可能性も出てきます。

自由に、そして気楽に働けるフリーターでいてこそ、目指すものを掴み取ることができるのなら、正社員になる道は今しばらく封印しておくことも必要でしょう。

メリットの多い正社員を目指そう

「今はまだ理由があって正社員になりたくない、でもいずれは…。」

そんなフリーターの方も、中にはいるでしょう。
その場合は、正社員になろう!と思えるようになった時のために、今から転職サイトに相談しておくのが良いでしょう。

給料が高い・休日が多いなど条件の良い人気の求人は、出てきてもすぐに募集が終了し一覧から消えてしまいます。
しかし早めに相談しておくことで、希望に沿った求人が出たことを連絡してもらえるので機会を逃さずに済みます。

自分の意思で正社員の道を

転職関連の記事を見ていると、フリーターはダメ、正社員になれ、といったものが多いことに気がつきます。
ですが、フリーターを選んだ理由がしっかりしたものなら、それを否定する必要はありません。

インターネット上の記事やそうした内容を鵜呑みにして間に受け、人生設計を狂わせる必要などないのです。