正社員を希望する人はどれくらい?

フリーターを含む非正規社員のうち、正社員希望の人はどれくらいいるのでしょうか。総務省統計局による2016年労働力調査を参照してみると、25~34歳の非正規労働者は279万人。そのうち正社員の職に就けなかった理由で非正規社員の道を選んだ人は24.4%でした。実はこの数字、25~34歳がどの年齢よりも高いのです。正社員になりたい人は、若い世代ほど多いのが現実。20代の競争が激化する中で、正社員を目指すにはどのようにすればよいかをお伝えします。

英語力がないけど正社員になれる?

さて近年では、英語力を重視する企業も増えてきました。正社員に採用されるには、英語力が必要なの?と疑問に思う方もいると思いますが、必ずしも必要ということではありません。ないよりはあったほうが良い程度です。英語が必要になるお仕事といえば、輸出入関連や外資系企業など。そういった企業を考えるなら、英語力は高いほうが有利になります。お仕事で英語を使いそうかどうかを前もって調べておきましょう。英語に自信がなくても、正社員を目指すことはできますよ。

正社員になるパターンはコレ!

正社員になるにはいくつかのパターンがあります。主なパターンは3つ
1.正社員の求人に応募する
2.派遣社員から正社員を目指す
3.フリーターから正社員になる
1はオーソドックスな方法ですが、正社員希望の同世代としのぎを削らなければならないことも。2や3は雇用形態を変えることで、正社員になる方法です。3つのそれぞれについて、次から詳しくみていきたいと思います。

パターン1:正社員の求人に応募する

正社員から正社員への転職組なども含まれ、企業によっては倍率が高い場合も。正社員求人の場合、経験や実績が重視されることも多く、ハードルがやや高め。いかに自分が企業の即戦力となれるかを、限られた時間でアピールすることが重要になります。2017年6月の正社員の有効求人倍率は、1.01倍に上昇。データ上ではあるものの、正社員を希望する人1人につき、1つは正社員の道があるという計算になります。宿泊・飲食サービス業や製造業は特に人手不足を感じているため、そのような業界を狙うのも手ですね。

パターン2:派遣社員から正社員を目指す

どうしても行きたい企業がある人や、やりたい仕事があるという人は、その仕事に就く方法を考えてみましょう。企業では正社員だけではなく、派遣などの募集もタイミングによって出していることもあります。派遣で働くメリットは、自分に合う仕事かどうかを見極める期間があること。就職できたと思ったらブラック企業だった!という最悪な事態を避けるためにも、あえて派遣になる方法もありますよ。また、時間で働きたい主婦にも派遣がおすすめです。子供が小さいうちは派遣で働き、ゆくゆくは正社員を目指すなど自分の人生に沿った働き方もできますよ。

パターン3:フリーターから正社員になる

今フリーターとして働いている会社で、正社員を募集している場合もあります。仕事内容が自分に合うかどうかが大切ですが、せっかく積んできた経験をキャリアに変えるチャンスにもなりますね。会社としても、ほかの人を新規採用するより、信頼のおける既存の社員を採用したいと、考えているケースもありますよ。また求人が出ていなくても、正社員になりたい旨を上司に相談してみると、やる気のあるイメージも伝わることでしょう。

正社員に強い就職エージェントを見つけて

正社員の有効求人倍率が上昇傾向にあり、ここ数年と比べても、正社員を目指せる状況に改善されつつあるとも考えられます。しかしどんな企業に就職しやすいのか、自分のに合う会社はどこなのかを一人で探すのは、簡単ではありません。また企業によっては、書類選考で履歴書のほかにレポートの提出がある場合も。正直、仕事をしながら就職の準備や面接にそれほど時間を費やせませんよね。そんな時は、正社員に強い転職エージェントを利用し、効率的に活動してみてはいかがでしょうか。サイトに登録するだけで、希望に近い求人が紹介されたり、レポートの例文を教えてくれたりと就職に役立つ情報を得られますよ。登録は簡単ですので、気軽にクリックしてみてくださいね。