アルバイト・パート・契約社員として働きながら正社員を目指せる制度がある

新卒で就職せずフリーターになった、あるいは就職したけれど短期間で辞めてしまった。
だからもう就職なんて無理なのかも…。

そんな風に悩んでいる人は、実はとても多いという現状があります。

どこに面接に行っても

『どうして就職しなかったのか』
『すぐに辞めてしまった理由は?』

と聞かれ、答えに詰まってしまう、答えられたとしてもさらに突っ込まれてしまうなど、20代フリーターの皆さんにとって正社員への道は、とても厳しい向かい風の中にあると言っても過言ではありません。

しかし、ここで諦める必要などまったくありません。

企業によっては、アルバイトやパート、契約社員として働いた後、正社員として登用するという制度を設けているところもあり、年々それは増える傾向にあります。
こうした制度を上手に利用すれば、フリーターから正社員になることも、決して夢ではないのです。

一般的な新卒の採用試験とは異なり、作文、論文、SPI、履歴書等による選考がないのが魅力

アルバイトやパート等から正社員に登用する制度では、最初から正社員を目指す際のように作文や諸論文、SPIのような採用試験がないばかりか、履歴書による選考で落とされることもありません。
また、高卒の場合はほとんど無縁ですが、大卒ともなると

『履歴書による書類選考で落とされる』
『大学名だけで落とされる』

などということも多々あります。

しかも、それに加えて卒業後にフリーターとしてやってきてしまったともなると、履歴書による選考を通過することは相当に狭き門となることは間違いありません。
さらに、面接試験や作文などを苦手としている人にとっては、「できれば避けて通りたい関門」でしかないといえるでしょう。

こうした20代フリーターの皆さんにとって、正社員登用制度はとてもお勧めできるものなのです。

その会社で仕事をしてきた実績が評価されるのが強み

いきなり正社員として採用されても、仕事内容が自分に合わなかったり、雰囲気が合わなかったりと、その仕事を続けていくことができなくなってしまう場合も少なくありません。
そのために、多くの企業では「試用期間」を設けて対応していますが、それでもわからない部分はあるものです。

こんな場合にも対応できるのが、アルバイトやパートからの正社員登用制度です。
実際にその職種がどんな仕事をするのか経験してみることで、自分に合っているか確認できるので失敗がないのが特徴です。
これは派遣社員が紹介予定派遣と言う形で派遣され、将来的には正社員に登用されるのと同じです。
また、その会社で仕事をしてきたという実績があるので、信用も得られ、新卒での採用となんら変わらない社会人生活を送ることができるのです。

企業内の規程に沿って担当者が推薦、雇用条件等について改めて面接をする場合がある

正社員登用制度があるとはいえ、アルバイトやパートとして働けば必ず適用されるかというとそうではありません。
正社員に登用するともなれば、改めて担当者と面談をする必要もありますし、正社員としてやっていきたいかどうか、意欲の確認もあるでしょう。
また、条件面でもそれまでとは変化が生じるのが一般的です。
さらには、上司、役員に対して「この人は正社員に」といった推薦が行われる必要も出てくるでしょう。

とはいえ、勤務態度が悪く、注意ばかり受けているのではなければ、通常は問題なく正社員に登用されると考えて良いでしょう。

後に社員登用の制度がある求人はどこで見つけるのが良い?

今はフリーターだけど、そろそろ就職したい。
でも、受け入れてくれるような会社、求人ってどうやって探せばいいんだろう。

世の中にはたくさんの求人情報が氾濫しており、

『経験不問』
『年齢不問』
『第二新卒歓迎』

といった言葉があちらこちらで見られます。

ですが、これらは本当なのでしょうか。
答えはNoです。

さも「誰でも受け入れますよ」をうたい文句にして応募者を集め、その中から条件の良い人だけを残してふるい落としていくのが一般的なやり方です。
そんな応募者を愚弄したやり方に自信を失ってしまうのは、もったいない話です。

こうしたやり方で自信を失いたくない場合は、フリーターの皆さんの転職を支援してくれるサービスを利用するのがベストです。
ほとんどのこうしたサービスが無料で登録でき、求人情報の登録数も多いところが目立ちます。
掲載されている求人はもちろん無料で紹介してもらえますので、利用の価値は十分にあるでしょう。

志望動機の例文や服装のアドバイスまで無料でオールマイティーに対応

フリーターの皆さんの転職を支援してくれるこうしたサービスでは、求人一覧から一人ひとりに合ったものをピックアップしてくれたり、自分で気に入った求人を見つけた場合には、その求人情報の読み方をアドバイスしてくれます。
ほかにも、面接のアドバイスや志望動機の書き方、面接時の服装についてまで細かなアドバイスを受けることができます。

また、実際にサービスを利用した人のレポートなど生の声が掲載されている場合も多いので、サイトマップやTOPページから確認してみると良いでしょう。

あたって砕けるのではなく、あたっても砕けない就職活動をしよう

20代とまだ若いこともあり、

『とにかくやってみよう』
『あたって砕けろ』
『数打ちゃあたるさ』

と無謀な就職活動をしてしまう人もいるでしょう。

ですが、そうした行為は自身の社会的評価を下げてしまいかねません。
業界によっては、横のつながりが強い場合もあるので、情報が流れることも懸念されます。

そんなことにならないよう、信頼できるプロの力をほんの少し借りて、確実な就職活動ができれば素敵ですね。