履歴書で誰もが悩む志望動機

フリーターだけでなく、また、20代など若い世代だけでなく、誰もが1度は悩んだことのある履歴書の【志望動機】。
就職や転職だけに限らずバイトでも、企業の求人に応募する際は必ず必要になるのが辛いところでしょう。

お金や生活費を得るためだとわかっていながら、なぜいちいち書かなくてはいけないのか、そんなに重要なものなのか、疑問に思う人も少なくありません。

ここでは、履歴書の志望動機の書き方やポイント、役割などの重要性についてお話していきます。

志望動機は重要ポイントだった!

新卒の就活でない場合、選考書類の中で最も重視されるのが職務経歴書と言われています。
これまでにどんな仕事を経験してきたのか、どれほどの知識と能力を身につけているのかを知り、その会社に入社した際に生かせるものがあるかを検討するのに必要だからです。

そして、次に重視されているのが、実は志望動機なのです。
志望動機を見れば、その人のやる気や意欲がわかってしまうというほど重視されます。
特に転職など中途採用の面接ではこの傾向が強いため、気を抜かずにしっかりと仕上げることが大切です。
履歴書の志望動機欄に書ききれず十分に伝えることが難しい場合は、志望動機書を作成して別途添付するのも良いでしょう。

職種によって志望動機の内容を工夫しよう

「どんな職種に応募する場合も志望動機は一緒。」

まさかこんなことはしていませんか?

●自己の性格に合っているから
●社風が合うから
●こうした仕事内容に興味があったから…等。

どんな業界でもどんな職種でも使い回せるこうした理由は一見とても便利に見えますが、多くの場合採用を勝ち取ることはまずできません。
その仕事に対する意欲もやる気も感じられず、そもそもその会社でなくてはならない理由すら、見当たらないからです。

このような、インターネット上にありがちな例文をコピペしたような内容では、バイトの面接ですら採用にならないでしょう。
どうせなら、信憑性の低いwebサイトではなく、転職エージェントや就活サイトにあるようなサンプルやフォーマットを参考にし、自分用に加工・工夫したうえで使うようにするのがマナーでもあります。

職種別、志望動機の書き方

職種によって、また、経験者・未経験者なのかによって、志望動機の書き方が違うので、注意が必要です。

●一般事務などの事務職(事務補助含む)
経験者:職務経験を生かして即戦力になりうることをアピールしつつ、その企業について研究していることも伝えます。
未経験者:業種は違ってもこれまでの経験や資格を生かして事務員としての仕事ができる点をアピールします。

●大学事務・大学職員
経験者:これまでの実績やスキル、貢献の度合いや経験をアピールし、即戦力として活躍できる点を伝えます。
未経験者:その学校の方針や教育理念が自分の考えと合っている点や、魅力と感じた点を上手に伝えましょう。

●営業職
経験者:たとえ業界が違ったとしても、共通点となる部分があるはずです。そういった点についてアピールしましょう。
未経験者:なぜ営業職に就きたいのかをアピールします。熱意と意欲が買われます。

●看護師等医療職
経験者:なぜその病院なのか、どういった方針に魅力を感じているのか、そしてこれまでの経験から即戦力になれる点をアピールしましょう。
未経験者:看護師として活躍したいと言う意欲、前向きな姿勢をアピールすると良いでしょう。

この他にも、居酒屋などの飲食関連、販売などの接客関連、工場などライン作業、英語を生かせる仕事や、IT・SEなどのエンジニア等、さまざまな職種があります。
それぞれ経験者・未経験者で強みとしてアピールできる部分や対策が異なるので、転職エージェントなど信頼できるサイトを参考にしてみましょう。

志望動機は自己PRにもなる

履歴書と一緒に提出を求められることが多い職務経歴書には、これまでの職務経験や担当した職務について記入するのが一般的です。
しかしその中では経歴や勤務の実績についてアピールしたり、個人的な私見等を述べることができません。
こうしたときに役立つのが志望動機書です。

志望動機には、なぜその会社に応募したのかを記入するだけでなく、面接担当者に対して自己PRとなる内容を記入することもできるのです。
もちろんPRのみを記入したのでは志望動機としてはズレてしまいますが、この会社を選んだ理由と関連付けて上手にPRすれば、採用の可能性も見えてくるでしょう。

それでも志望動機に悩んだら

信頼できる転職エージェントに、志望動機の書き方を相談してみましょう。
無料登録をした後は、掲載されている求人の紹介だけでなく、すべてのサービスが利用できるようになります。

また、その人その人に合った転職の仕方、高卒・大卒向けなど学歴に合った求人の探し方などについて、あらゆるサポートが行われています。
そのため、仕事が忙しくて求人を探す時間がない人も、転職の仕方がわからない人も、安心して就活できると評判です。

志望動機は完璧に

中高年になると、志望動機を記入しない人も増えてきます。
年齢的にはそれもOKなのでしょうが、20代フリーターならそうはいきません。
履歴書の主役ともなりうる志望動機は、できれば完璧を目指して仕上げるようにしましょう。

また、忘れがちなのが「前職の退職理由」です。
転職の場合、なぜ前の職場を辞めたのかと質問されることがあります。
色々あった場合でも、前職場の悪口だけは言わないように注意してくださいね。