身に付けておくべき『就活スーツの基礎ルール』

就職活動をしている学生やフリーターの人にとって、就活スーツに関するマナーは悩みの種の1つだと思います。就活スーツの選び方や着こなし方には、ビジネスや冠婚葬祭で身に付けるスーツとの違いがいくつかあります。
また今は2017年ですが、数年前の2016年、2015年とは違ったトレンドになっているポイントもあるため、常に最新の情報をチェックしておくことが大切です。
今回は、メンズ・レディース問わず参考にできる情報を紹介するので、ぜひ参考にしてください。

就活スーツの重要性

学校やビジネスの場ではよく、『服装は心の鏡』だと言われます。スーツの着こなしと面接官に与える第一印象の良し悪しは、密接に関連しているのです。
たとえば、あなたが面接官だとします。『学歴や人間性はほぼ同じ2人だが、一方はネクタイの襟が整っている応募者、もう一方はシワや黄ばみがある応募者』です。あなたならどちらを採用したいと思うでしょうか。おそらく多くの人が、直感的に前者だと感じるはずです。
当然、襟だけでなく、スーツやネクタイの色、靴やバッグの種類なども第一印象を左右する重要な要素となります。

就活スーツの選び方 ポイント4つ

1.スーツの色は黒or紺が基本
ボタン
スーツの色は派手な物は避け、黒か紺が無難です。シャツもピンクや水色、デザインものなどを着用する人がいますが、真っ白が基本となります。
ちなみに、面接の際は、スーツのジャケットボタンの一番下は締めずに望むのがマナーです。

2.スーツの2つの丈(たけ)
スーツを買う時、着丈と裾丈の長さも重要なポイントとなります。
着丈はおしりが少し隠れるくらいが基本の長さです。裾丈は裾が足の甲の部分に少しかぶるくらいが基本です。
ただ、着丈も裾丈も短めがトレンドでもあるので、店員さんからアドバイスをもらうなどして積極的に相談するといいでしょう。

3.ネクタイはシンプルに
ネクタイは、幅が細すぎず広すぎずの『レギュラータイ』がマナーです。色や柄は派手過ぎるものは避け、青や赤のストライプやチェック、ドット柄などが定番です。
ちなみに、ネクタイピンはファッション的な要素が強いので付けない方が無難でしょう。

4.靴は黒が基本
靴もスーツ同様、黒が基本です。茶色やブルーを履いているビジネスマンを見かけることがありますが、リクルート用としてはふさわしくありません。
また、サイズにも注意しましょう。大きすぎたり小さすぎたりすると、靴擦れやコケるなどのリスクがあり、就活に支障が出る場合があります。

就活生に人気のブランド(店)まとめ

参考程度ですが、実際の就活生に人気がある就活スーツのブランド(店)をいくつか挙げておきます。(順不同であり、ランキングやおすすめ順ではありません。)

○AOKI
○洋服の青山 
○スーツセレクト
○はるやま
○コナカ
○ザ・スーツカンパニー

必要以上に高価なスーツを買う必要はなし!

身だしなみや着こなしは重要ですが、値段をそれほど気にする必要はありません。たとえば、『値段が安いから印象が悪い』、もしくは『高いから採用されやすい』といったルールはありません。数千円で売っているペラペラのあまりに安いスーツは良くありませんが、不必要に高いスーツを用意しても高評価にはつながらないで覚えておきましょう。
平均的な就活スーツの相場は、2~3万円です。10万円ほどする高級な就活スーツもありますが、それを買うならば、交通費や宿泊費など他の就活代に回した方が合理的です。

受ける会社によってスーツ選びを工夫してみよう

以上、就活スーツの基本的な知識をご紹介しました。
企業によって『私服でもOK』、『オフィスカジュアルで来てください』などと指示がある場合もあるので、企業のWebサイトや応募条件欄を参考にして、できるだけ良い印象を与えられるような身だしなみで臨みましょう。