必ず役立つ!一人暮らし初期費用の知識まとめ

季節の変わり目は、社会人や学生にとって新しい生活のスタートでもあります。
初めて実家を出る人は、一人暮らしから始める場合がほとんどでしょう。
一人暮らしビギナーの方は、「ちゃんと生活していけるかな」といったように、ワクワクよりも不安の方が強い人のではないでしょうか。
ここでは、そんな人たちに向けて、一人暮らしでかかる初期費用やオススメの節約方法について解説していきます。

初期費用は実際にいくらかかる?

一人暮らしを始める人は、まず「平均的にどのくらいの金額が必要なのか?」を把握したいと思います。「20万円?60万円?、それとも100万円?」など、まったく見当がつかない人も多いでしょう。ずばり、具体的な数字は人によって大きく差があります。人によってはタダ(無料)でスタートできる場合もありますし、50万円程度かかる場合もあります。

では、何の違いで費用の差が生まれるのでしょうか。
ポイントは、『引越し』、『家賃』、『家具家電』の3つです。
以下、詳しく紹介します。

一人暮らしにかかる初期費用 3選

1.引越し費用
基本的に、今住んでいる場所から距離が遠い地域に引っ越すほど、引越し料金は高くなります。また、荷物の多さや大きさによっても料金が異なります。
たとえば、名古屋から東京は300~350kmほどの距離ですが、単身者の引越しを繁忙期(3~4月)に行う場合では、15~20万円の費用がかかります。ただ、引越しする時期や業者のプランなどによって変わります。

2.賃貸契約にかかる費用
賃貸にかかる費用は、一人暮らしにかかる費用の中で50%以上を占めると言われます。たとえば、家賃5万円、共益費5,000円、敷金5万円と礼金15万円の物件を借りるのであれば、それだけで25万円以上です。さらに、仲介手数料、火災保険料、鍵交換費用、賃貸保証料などが加算されるので、トータル30万円以上かかる計算になります。

3.家電・家具など必需品にかかる費用
家具や家電も、意外と馬鹿にできないポイントです。パソコンや衣類ケースなど、持ち運び可能な物は実家から持ってくることができますが、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジ、テレビ、ベッドといった大型の家電・家具は購入する必要があります。
どの製品を買うのかにもよりますが、すべて新品でそろえるとなると最低でも合計20~30万はかかるでしょう。

3つの初期費用を安く抑える方法

1.引越し費用を安くする
引越しを業者に依頼する場合、まずは、複数の引越し業者に『引越し代金の見積依頼』をしましょう。選ぶ業者によっては、10万円以上安く引越しができる可能性があります。「高いサービスは望んでいない」、「段ボールやテープは自分で用意できる」という人は、オプションを外すことでさらに安く抑えられるでしょう。

2.賃貸契約にかかる費用を安くする
まず、できるだけ安く自分の希望に沿う物件を探しあてることは安く済ませるための大前提条件です。ネットから情報を得るのも便利で効率的ですが、不動産会社に直接行くと、『ネットに掲載がない優良物件』を教えてくれる可能性があります。
さらに安く済ませるには、『敷金と礼金の値段交渉』をすることです。断られる場合もありますが、なかなか入居者が集まらない物件であれば、「来週中に入居するのでもう少し安くなりませんか?」など、交渉次第で安くしてくれる確率は高いです。

3.家具・家電にかかる費用を安くする
「わざわざ新品でそろえなくてもいい」、「安いに越したことはない!」という人は、フリマアプリやオークションを活用しましょう。比較的新しい状態の物でも、一般的な家電量販店や家具屋に比べてほとんどの場合、相場の3割~半額で購入できるのでおすすめです。

一人暮らしを無理に始めるとリスクもある!

お金がないままに一人暮らしを始めるのには、リスクもあります。たとえば、ここで紹介した3つの費用を支払う目途がついていたとしても、給料日までの食費や交際費などを考慮すれば赤字になることもあるでしょう。また、フリーターの人は、住民税や国民健康保険、国民年金といった支出が負担になることもしっかりと考慮しておきましょう。

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