職務経歴書って何?履歴書だけじゃダメ?!
アルバイトの面接ではあまり見かけませんが、派遣や転職など就職活動においては職務経歴書の提出を求められる場合があります。
就職経験のないフリーターの方は、職務経歴書という聞きなれない響きに戸惑うかもしれませんが、それほど難しいものではないのであまり悩む必要はありません。
ここでは、提出を求められることが最近多くなってきた、職務経歴書の書き方・作成方法等について紹介していきます。
職務経歴書の役割は、キャリアのアピール書類
会社の求人に応募すると、履歴書を持って面接に来るように案内されます。
最近ではこの段階で、履歴書だけでなく職務経歴書も用意するよう求められるケースが増えています。
職務経歴書は、履歴書だけではわからない、応募者のこれまでの仕事の内容、スキルだけでなく、どのような業界でどのような業務を担当してきたのかを知るのに大きく役立ちます。
それらから、もし採用となり入社した場合に何を任せられそうか、どの職種が適当か、などを検討する際の参考として利用しているのです。
たとえば営業でも、ルート営業なのか新規開拓なのか…など、色々ありますが、履歴書だけの情報ではそこまで判断できませんし、事務でも人事だったのか経理だったのか…の判断が必要です。
そのため、職務経歴書には、具体的にどんな仕事をしてきたのか、どんなプロジェクトに関わりどんな実績を残したのか等、しっかりと詳細に書く必要があります。
そうすることで最大の自己PRとなり、自分をアピールすることができるのです。
履歴書とともに、自分を最大限にアピールしてくれる重要な書類ですから、気合を入れて書きたいものです。
職務経歴書の書き方がわからない!
企業から職務経歴書を持ってくるように案内されても、その形式までは指定されないのが一般的です。
でも、それではどう書いたら良いのか、まったく想像もつかない…という人も少なくありません。
そんな時は、インターネット上などにあるサンプルを参考にしたり、フォーマットの無料ダウンロードサービスを提供しているところもあるので、こうしたところを活用してみましょう。
ハローワークのページ内でも、職務経歴書の書き方を案内していますので、参考にすると良いでしょう。
(ハローワークHP https://www.hellowork.go.jp/member/career_doc01.html)
こうしたものを利用せず自分で作成する場合は、項目別にまとめて記載し、一覧にして見やすく仕上げるのがポイントです。
また、看護師や保育士のように転職回数が比較的多い職種の場合は、項目数が多くなりがちですが、省略しないのが基本です。
自分なりのアピール方法を追加
職務経歴書のフォーマットを利用して、抜け目ない書類を作成しましょう。
また、それだけで終わらず、自分なりに
「ここはもっとアピールしたい」
と思える部分は、画像を添付するなどしても良いでしょう。
ただ、そればかりが大部分を占めてしまうと、とても見づらく、うっとうしい職務経歴書になってしまうので注意が必要です。
職務経歴書は手書きで作成するもの?
最近は、多くの企業がパソコンで作成した履歴書も受付可としています。
これは、学生の就職活動などの際に見られるもので、多数の応募書類を扱う企業にとって、統一感のあるパソコン作成の書類なら見やすいという観点からです。
そう考えると、学生の就職活動以外なら、一般的には履歴書は手書きにするのが良いと考えるべきしょう。
では、職務経歴書はどうなのかというと、これについては手書きにこだわらない企業が目立ちます。
もちろん、可能なら手書きで作成するのが良いでしょうが、履歴書ほど絶対的なイメージではありません。
それでも不安が残るなら専門家に依頼を
色々なサンプル等を参考にしても、それでも不安が残るという人は、事前に転職サイトの専門家にアドバイスを依頼すると良いでしょう。
彼らは転職に特化した実力ある専門家ですので、中でも履歴書で悩みやすい志望動機のほか、職務経歴書の書き方などにも精通しています。
一人で悩むよりも、相談したほうが早く解決でき、的確なアドバイスが受けられるので、転職成功に一歩近づけるでしょう。
職務経歴書のおかげで年収アップ?!
自分を最大限にアピールしてくれる職務経歴書。
これを出すと出さないとでは、年収にも大きな差が生まれる可能性があります。
今以上の年収を目指したい転職なら、企業側に提出を求められなくても、自ら進んで職務経歴書を提出するよう心がければ、年収アップの願いも夢ではなくなるでしょう。