就活が「大嫌い!」という人へ

「就活が嫌いになってきた」と嫌気がさして就職への気持ちが停滞している人は少なくないでしょう。
嫌になる時期は少なからず誰しもあるものですが、中には「私はもう二度としない!」と今後の就活をキッパリと諦めてしまった人もいます。
おそらくこうした気持ちになる人は、とても真面目な人なのだと思います。
ただ、就活はもっと気楽な姿勢で臨むことも必要なイベントです。
ここでは、多くの人に当てはまる就活が嫌になる理由とモチベーションを上げるコツを紹介します。
少し考え方を変えれば、もっとリラックスして就活に取り組めるかもしれません。

忙しい就活疲れてしまった時

なぜ就活が嫌になるのか?5つの理由

就活が嫌になる人は、次の5つの理由のいずれかに当てはまると思います。

・なかなか内定がもらえずやる気がなくなった
・全員が『黒髪』、『黒スーツ』、『決まったPR』という就活の常識に呆れた
・就活や仕事に関する情報、口コミサイトを見て働くのが嫌になった
・面接担当の人事から嫌がらせを受けた(圧迫面接、セクハラ・パワハラなど)
・そもそも正社員として働く意味がわからない

こうした経験をした人がモチベーションを高めるにはどうすれば良いのか。
コツは3つです。

就活へのモチベーションを高めるコツ 3つ

1.正社員になるメリットを具体的にイメージする

人生は正社員になることがすべてではありませんが、正社員にはメリットがあります。特にフリーターと比べると、『福利厚生が充実している』、『生涯賃金が4倍近く違う』、『2種類の年金に入れる』、『税金の負担が軽くなる』、など様々なメリットがあります。
これらのメリットは特に名の知れている優良企業であるほど充実しています。そして、就活を頑張れば頑張るほど良い会社に入れる確率も高まるので、良いモチベーションアップ材料になるはずです。

2.20代というブランドを理解する

20代の学生やフリーターの人で就活を嫌になった人は、今の年齢が就活するにおいてプラチナブランドだということを理解しましょう。知識やスキルがそれほど高くなくても、「20代だから」という理由で積極採用している企業も少なからずあります。仕事や価値観に対する固定観念がなく育てやすい、長期で働いてくれる可能性が高い、といったプラスの評価につながるからです。

3.まずは『形』から入ってみる

モチベーションアップが上がらなくて悩んでいる人は、お気に入りのスーツや靴、カバン、ボールペンを買うなどして形から入るのも良い方法です。人間には、今までとは異なる新しい物を手に入れるとその理想に合うように物をそろえたり行動したりする、という性質あります。
これを心理学では『ディドロ効果』と言いますが、あえてこの心理を利用してみればやる気が高まるかもしれません。

自分に自信がない人は1つ『大ネタ』を作る

内閣府の調査によると、仕事に就いていない20~24歳のうち約15%が『自分の知識・能力に自信がない』という理由で就職活動をしていないことがわかっています。つまり若者の10人に1人以上が、「どうせ落とされる」と思ってはじめから諦めているのです。

そんな自信のなさを隠すために、特に理由もないのに『就活を意図的に嫌いなものと捉えている人』は少なくないと思います。自分に自信を付ければ、就活に対してもっと意欲的になり、ひいては就活を楽しめるはずです。

自信をつけるにはPRできる武器(経験)を1つ身に付けることです。
たとえば、以下のようなものです。

・一人で海外旅行に行って現地で友人を作った
・ヒッチハイクで日本全国を回った(挑戦した)
・フリマアプリやオークションで自作の商品を販売して利益を得た
・独学でプログラミングの資格を取得した

インパクトのある経験を述べるだけでなく、大事なのは『そこから何を学んだか』を伝えられることです。
たとえば、一人で海外旅行に行って現地で友人を作った経験から、『英語の必要性を感じたためTOEIC800点を目指して勉強中』、『もっと海外に知り合いを増やしたいと考え、SNSでコミュニティを作った』といった具合です。

就活の失敗≠人生の失敗

就活が上手くいかないから、失敗したからといって、それが人生の失敗につながるわけではありません。就活は自分が続けようと思えば、いつまででも続けられるものです。
1社1社を誠実に本気で受けることはもちろん大事ですが、時には「数打てばそのうち引っかかるだろう!」と割り切ってリラックスすることも必用です。