『なんとなく就活』は絶対に後悔する!

今、大学生やフリーターなどの既卒者として就職活動をしている人で、なんとなく周りの流れに沿って就活をしている人はいないでしょうか。就職は自分の人生を決める重要な転機です。何となく就活して運よく就職ができたとしても、その先に待つのは、『仕事のモチベーションが上がらず早期退職』や『働く意味が感じられない怠惰な毎日』です。就活は、志望企業や働く目的をしっかりと定めて、計画的・戦略的に進めることが重要なのです。
ここでは、そのためのノウハウをご紹介します。

就活の流れを把握して計画を立てよう

まずは、2018年卒の場合の、就活の流れを見ていきましょう。
全体の流れを見ることで、より計画性を持って進めることができます。

■2016年
6月 インターンシップ、自己分析、業界研究の開始
9月 職種・企業研究の開始
■2017年
3月 プレエントリー(登録)、OB・OG訪問、企業説明会やセミナーの開始
4月 エントリーシートの提出、採用選考の開始
7月 内々定・内定
10月 内定式
■2018年
3月 卒業式
4月 仕事開始

2015年、2016年、2017年と年が経つにつれて、だんだん就活の期間は短くなっています。2019年卒の人はもっと過密なスケジュールになるかもしれません。
準備期間が短くなっているため、ポイントを押さえて効率的に進めることが、志望企業から内定をもらう確率を高めるための重要なカギとなります。

就活を効率的に進めるために知っておくべきノウハウ

○スケジュール管理を綿密に行う
スケジュール帳やスマホのスケジュールアプリなどを活用して、就活のイベントを時期ごとにしっかりと計画・管理しましょう。複数の企業に応募したり採用担当者やOB・OG訪問を積極的にしたりしていると、情報がごちゃ混ぜになってミスをしてしまう恐れがあります。たとえば、『企業や担当者の名前を他の企業の名前と間違える』、『アポイントの日を間違える』といったことは、不採用につながりかねない致命的なミスです。

○『どの就活サイトを使うか』は非常に重要
闇雲に就活サイト登録するのはNGです。
就職サイトには、転職に特化したものやフリーターに特化したものなど、様々あります。自分の立場(新卒、既卒、フリーター、第二新卒など)に最適なサイトを利用しましょう。むやみにサイトに登録すると、不必要なメルマガやお知らせがたくさん届き、必要な情報が整理しにくくなります。

○筆記試験や面接対策は企業に沿った方法で行う
志望動機や自己PRの書き方のポイントは、業界や企業によって異なります。自分が志望する業界・企業ではどういう志望動機やPRが高評価につながるのかを、徹底的に研究しましょう。面接での質問や質問に対する回答の仕方も、企業ごとに特色があるので、研究した上で対策することがポイントです。
情報は、就活に関する書籍、企業のHP、ネットの口コミ、OB・OG訪問、企業説明会などから入手するといいでしょう。

あまりに慎重に進めすぎるのは危険!

就活には、諦めが必要になる時があります。ここで言う諦めとは、マイナスではなく、プラスの諦めです。準備や対策に時間をかけすぎると、『応募期間を逃してしまう』、『迷いの深みにはまってモチベーションが下がっていく』といったリスクが生じます。プロセスや内定先が100%満足のいく形ではなくても、「自分はよく頑張った!」という自負があれば、諦めて前に進むことが大事な場面もあることを頭の片隅に入れておきましょう。