就職活動は失敗ありき!
就活をしていて「何度も受けたけど全然内定がもらえず失敗続き…」と落ち込んでいる人は多くいます。ダメージが大きい人は、そのまま引きこもりのようになってしまったり自殺してしまう人もいます。
失敗したと感じて落ち込んでいる人に言いたいのですが、ずばり、『就活とは失敗するもの』です。完璧に面接をこなしたり、すべての会社から内定をもらえたりするような、失敗0(ゼロ)のスーパーマンなど100人に1人いるかいないかくらいでしょう。
またその年の就活に失敗したからと言って、まったく問題ありません。いくらでも、自分のしたい仕事に就ける選択肢があります。
この記事では失敗して落ち込んでいる人に向けて、再起するためのアドバイスを紹介していきます。
就職活動が失敗する原因
・大企業ばかり受けている
いわゆる『大企業志向』が根付いており、応募者が殺到し倍率が高い人気企業ばかり受けている人は当然、採用される確率も高くありません。特に大企業は、エントリーシートや履歴書の段階で足切りする高学歴者優先のシステムで、第一段階の採用活動を行っていることが多いです。
・自分に向いている業種、職種を理解できていない
また自己分析や志望動機の設定が曖昧なままで、面接でイマイチ本気度を伝えられない人も失敗が続きがちです。「自分には本当に営業職が向いているのか(好きなのか)」といった分析を、しっかりと重ねた上で受ける会社を選ぶことが大切です。
・ストレス耐性が低い
さらに、近年の10代・20代はストレス耐性が低いと言われますが、内定が中々取れないことがストレスとなり諦めてしまう人も多いです。数回失敗すると、その後のことはもう考えられなくなってしまい、人によっては人生そのものに絶望してしまいます。
これらの原因を踏まえた上で、再び就活を始めるために気持ちを奮い立たせるにはどのような方法があるのか。
3つ紹介します。
失敗したと感じた後に再起する方法 3つ
1.失敗した理由を徹底的に分析する
「大企業ばかり受けていて中小企業は視野に入れていなかった」、「SPIはすべて通るが面接で落とされる」など、人それぞれに失敗の原因があるはずです。中には、就活の技術以前に、そもそも自分に自信が持てないことが失敗の理由の人もいるでしょう。
紙に書き出すなどして、1つ1つその原因をクリアしていきましょう。
2.失敗談と成功談を聞く・見る
大学の就職課の人にOB・OGの失敗談を聞いたり、ネットの掲示板などから本当にあった経験談を見たりすることで、「他にも自分と同じように失敗している人がいるんだ!」と勇気づけられるはずです。
また、「絶対入りたい企業にまた挑戦するために大学院に入りスキルを上げた」、「世界一周して視野を広げてから既卒として正社員を目指すことにした」という固定観念にとらわれない人の意見もあるため、良い刺激になるはずです。
3.落ちるつもりでどんどん挑む
不採用が重なるにつれて「失敗したらどうしよう…」と不安になり、就活にしり込みしてしまう人は、むしろ「次も落ちるだろう」と開き直ってみてください。落ちるつもりでどんどん挑むことで、落ちたときのショックも和らぎますし、面接にもリラックスして臨めるはずです。
ただし、『適当にダラダラと受け続けてもいい』ということではないので、捉え方を間違えないようにしてください。
入った会社に満足できなくても転職できる
「入る会社を間違えた」という意味で「就活を失敗した」と捉えている人もいるでしょう。ただ、どれだけ就活を頑張った人でも、最初から100%希望通りの会社で働ける人はほとんどいません。
人生の中で仕事に従事する時間は長いです。今の会社に入ったことが失敗だと感じている人は、働きながら別の道でのキャリアを思い描いたり転職のためにスキルを磨くなどして、ゆっくりと爪を研ぐ時間だと捉えるといいでしょう。