会社に就職したくないフリーターのそのわけと人生
会社に就職したくないと考えるフリーターの方には、さまざまな理由があります。
・無責任
・だらしない
・子供だ
などの批判的な言葉を浴びせる人も2chなどネット上や世間には多いですが、実はそれだけではない深い理由もあるのです。
フリーターだから人生をきちんと考えていないわけではありません。
やむにやまれずフリーターをしている人だって、中にはいるのです。
大学出てもやりたい仕事が見つからない。だから大学院へとりあえず進学
小学生のころ、将来なりたいものはあったけど、大人になるにつれ、それは単なる夢で終わってしまった…。
そんな人も多いですが、世の中の現実はまさにそれです。
やりたいこと、好きなことを仕事にしている人が、世の中にどれだけいるでしょうか。
そのため、大学を出たってやりたい仕事が見つからない、特に目標もない…という人がかなり多いのが現実です。
いえ、厳密に言えば
「やりたいこともないし将来なりたいものもないから、とりあえず大学へ進学しておこう」
と、無意味に進学する人が多いので、卒業後の進路に悩むのでしょう。
結果、就職したい会社も見つからず、就職活動に失敗。
そのままフリーターになるというケースです。
面接で落ちたから、もう就活しないで自分で起業!
いくら就職活動を必死にやっても、どこにも内定がもらえない、採用されない。
景気が回復したと言われるようになっても、いまだにその状況に大きな変化はありません。
もちろん中には、大学名や学部によっては引く手あまた、引っ張りだこの人もいるでしょうが、多くはありません。
実際、日本の企業は海外と異なり、能力主義ではありません。
業界ランキングや企業ランキングを見ても上位に入っているようなところはほぼ間違いなく、大学名で大半をふるい落としています。
実は能力が高い人でも、書類選考の時点で消えていっています。
日本の企業はどこを見て人材を採用しているのか、不思議です。
そんなやり方に嫌気が差してフリーターとなり、最終的には自分で起業を考える人もいます。
能力の高い人なら、十分やって行ける可能性がありますし、そのほうが精神衛生上はずっと良いものです。
先のことは何も考えない。今とりあえず生活できればいい
さまざまなことに失望し、就職することから遠ざかってしまったフリーターの方たち。
その多くは
「今とりあえず生活できればいい」
「先のことより今の生活」
と思っていることでしょう。
実家にお世話になれる人は違いますが、そうでない人は家賃を払って生活していかなくてはなりません。
場所にもよりますが、首都圏なら安いワンルームでも3~4万円はします。
首都圏でも不便な山奥に行けば2万円前後のところもありますが、周辺には仕事もなく、何時間もかけて通勤することを考えたら、少し家賃が高めでも便利な場所で暮らしたほうが負担は少なく済みます。
結局、アルバイトだけでの生活は、収入のほとんどが家賃、水道光熱費、食費に消え、衣類を買い換える余裕もないという人さえいるのが現状です。
それでも生活できているからそれでいい、そう思うのです。
今流行のブログ記事書いたりコメント書いたりして働くってどう?
インターネットの世界では、ユーチューバーと呼ばれる人たちがそれを「仕事」と言って自慢げに動画を公開してみたり、ほかにもブログを書いて収入につなげるブロガーと呼ばれる人たちが多く活動しています。
こうした人たちを見て、自分にもできる!と簡単に思ってしまう人も中にはいますが、なかなかそうもいかないのが現実です。
無数にあるインターネット上の情報の中から、自分の情報が検索されて上位に上がることは、よほどのSEO対策が施していない限り無理と言って良いでしょう。
就職する気があるけど悩んでいる最中なら
やっぱり先を考えたら不安、だから就職は少しは考えている…。
そんな人には、転職サイトの利用がおすすめです。
登録から利用まですべてが無料で、負担は一切ありません。
それなのに手厚いサポートが受けられ、転職を成功へ導いてくれるので、人気があります。
やりたい仕事、またはそれに関連する仕事が見つかる可能性も高いので、利用しない手はありません。
就職するだけが人生じゃない
世間はいろいろ言いますが、就職するだけが人生ではありません。
雇われることに嫌気が差したのなら、起業すればいいのです。
自由を奪われたくないのなら、フリーターでいたっていいのです。
安定と安らぎがほしいなら、就職すればいいのです。
いろんな考え方と人生があります。
自分が「これでいい」と思える道を進めば、それで幸せなのではないでしょうか。