就職するタイミングに迷いやすい

就活時期が決められている新卒とは違い、フリーターは就職するタイミングに迷いやすいです。20代のフリーターには、さまざまな理由からフリーターという働き方を選んでいることも多く、正社員にいつ切り替えるかも迷いがち。そこで、就職するタイミングを5つのケースを例に、考えていきたいと思います。

1.失業保険が切れる時

失業保険を受給している人は、失業保険が切れるタイミングがひとつのポイントです。失業保険の受給中にどれだけ働きたい業界や企業の情報を集められるかがカギ。実際に切れてから探すのではなく、切れるタイミングで次の会社が決まっていることが理想です。失業保険の受給中は、就職のモチベーションを保つことも、タイミングを逃さないためには大切です。

2.子育てがひと段落した時

かつてフリーターで働き、結婚や出産のタイミングで仕事を辞めた女性もいると思われます。その場合、再度働きたいと思ったら、子育てがひと段落したタイミングがポイントになるでしょう。子供が小さいと、産後に前職への復帰予定がある人でも、保育園入園の問題もクリアしなければなりませんね。保育園が決まったタイミングが、就職のタイミングになるといえます。

3.うつ病などの病気が回復した時

病気の場合は「働いても大丈夫」という判断は、本人ではなく医師。つまり、本人が大丈夫だと思っても、ドクターストップがかかってしまったら働けないということです。医師がOKを出した場合でも、会社側で慎重に検討します。たとえば、うつ病になった原因が忙しさにあるなら、会社が忙しくなる時期に復帰させることは望ましくありません。病気の再発をしにくいタイミングが復帰のタイミングになるでしょう。転職をする場合は転職先の情報を集め、医師と相談して決めることが大切です。

4.資格試験で一部合格を果たした時

資格取得に専念している人は、就職のタイミングを決めておくことが大切です。たとえば税理士になるなら、複数の科目に合格して晴れて税理士の資格をもらえますが、全科目合格しなくても税理士事務所で働ける場合も多いです。実際は、勉強は勉強で集中したい人もいるでしょう。しかし、科目合格から実務経験を積めるのは、税理士になった後でも役立つこともあると考えられます。ここでは税理士を例にとりましたが、ほかの資格でも「勉強中」が有利になることも。仕事への意欲が高いと思われれば、前向きに検討してくれる企業もあります。

5.バイトから正社員になりたい時

フリーターを辞めて正社員になる場合も、タイミングは意識しておくべきといえます。ところで、転職活動には3ヵ月ほどかかることも珍しくありません。書類などの準備期間も考慮すると、もっと長くなることも予想されます。転職したい時期から逆算して、活動を始めることが重要。企業は人事異動の多い3月と4月、年度の境目になる9月に人材を募集する傾向があるものの、そのタイミングで転職しようと考える人も多く競争率は高め。勝つためには、少しでも有利になるタイミングを見計らって活動することが大切です。

人の一歩先を行く就活で内定をつかめ!

内定をゲットしている人は、自分に必要な情報収集ができているので、タイミングもバッチリ。しかし、自分でタイミングを見極めることは、想像以上に大変です。就活にはそれなりの時間を費やすとなると、質の高い情報を効率よく集める必要があります。正社員は人気が高く、一般にはなかなか出ない求人も。そんな時に活用したいのが、インターネット。就活サイトを検索すると、正社員募集の企業がすぐにヒットします。また就活サイト独自で持っている、非公開求人がある場合もあります。限られた人にしか紹介されない貴重な情報です。まだ登録したことがない人は損。一歩先の情報で、1日でも早い内定をもらいましょう。