就職は東京でする方がいい?
今、正社員への就職を考えている人にとって「どこで就職するのがベターか?」と言うのは悩みの種の1つだと思います。
東京や大阪といった都会が良いのか、地方だが地元や地元周辺の都道府県が良いのか、判断が難しいところです。
「絶対にこちらの方がいい!」と断言はできませんが、都会、特に東京の会社就職を目指すことには確かにいくつかのメリットがあることは事実です。
この記事では、東京に就職するべきか悩んでいる人に向けて、そのメリットや方法について具体的に紹介します。
東京がおすすめの3つの理由
1.あらゆる業種・職種の求人がある
東京は、日本人口の約12分の1が集中している日本経済の中心地です。
地方とは比べものにならないほどの会社が存在しています。これはつまり、仕事を探している人にとっては、『限りなく自分の希望に合う業種や職種が見つかりやすい』ということにもなります。アパレル、ホテル、美容関連、サービス、飲食、営業、事務といった良く名前を聞くような業種・職種は、特に多く求人が出されています。
すでに希望の仕事が見つかっている人もそうでない人も、まずは東京で自分に合う求人ややりたい仕事を探してみることをおススメします。
2.就職偏差値が高い企業が多い
就職偏差値とは、企業の入社難易度を人気度・倍率などから数値化しランキング形式でまとめたものです。聞いたことない人も多いかもしれませんが、毎年、2chや就職掲示板ではこの就職偏差値についての意見が活発に交わされています。
例として、就職偏差ランキング委員会に掲載されている、2017年卒の文系・理系の就職偏差値ランキングの一部を上げておきます。(〔〕は偏差値)
【文系】
[70] 日本銀行 バークレイズ BNPパリバ クレディスイス RBS ローランド・ベルガー アーサー・D・リトル
[69] 国際協力銀行 東京海上日動(SPEC) 三菱総研 アクセンチュア(戦略)
[68] 日本政策投資銀行 フジテレビ 三井不動産 三菱地所 LVMH ドリームインキュベータ
【理系】
[69] Google(ソフトウエアエンジニア) Intel JAXA
[68] NHK(放送技術) IBM基礎研 NTT基礎研 豊田中研 産総研 理研 鉄研
[67] JXエネ JR東海 Microsoft 上位金融(数理専門) 楽天研 ヤフー研
(【文系】http://jobrankingcommittee.com/contents.php?c0=1&c1=1&c2=2017)
(【理系】http://jobrankingcommittee.com/contents.php?c0=1&c1=2&c2=2017)
国や自治体が作成しているものではないので、ランキングの信憑性については100%信用できるものではありません。ただ、高卒・大卒の新卒者や転職者が会社選びの際に、参考できるデータの1つであることは間違いないでしょう。
さて、先ほども言ったように、東京は日本経済の中心地でもあるのでこの就職偏差値が高い企業(つまり大企業・優良企業)が集まっています。高卒や大卒、転職から良い会社に就職したいと望んでいる人は、やはり『東京での就職』を積極的に選択肢に入れざるを得なくなるでしょう。
3.中途採用や転職採用に積極的な企業が多い
『単に会社の数が多いから』と言う理由もありますが、東京は中途、転職、第二新卒、フリーター、高卒など様々な立場の人に合う条件で求人を募集している企業がたくさんあります。
また幼稚園・保育園、学校の教員といった公務員を目指す場合も、地方に比べると倍率が低いことが多いので中途採用・転職者は積極的に視野に入れておきましょう。
デメリットも知っておこう!
これらのメリットに魅力を感じて「やっぱり東京で就職したい!」と思った人は、まず無料の求人サイトに登録して希望の職を探してみましょう。地方から就職する人で当面の生活資金がない人には、寮や借上社宅を提供している会社もあるので見逃さないようにしましょう。
ただ東京には、『地方より物価や家賃が高い』、『人が多い』、『家族や友人とはすぐに会えない』といった地方・地元にはないデメリットもいくつかあります。
メリットとデメリットを相対的に考慮してベストな選択肢を取るようにしましょう。