やりたい仕事がない!

今、ニートやフリーターの人で、やりたい仕事がないことを理由に就活や転職活動をしていない人は多いと思います。
30代・40代の人や家族を持っている人は、「そんな贅沢は言っていられない!」とがむしゃらに働いている人がほとんどだと思いますが、働く気持ちを持っている20代の人なら、まだまだ希望の仕事を探す余裕はある年齢です。
もちろん、若いからと言って100%やりたい仕事が見つかるわけではありませんが、時間がある分、巡り合える可能性が高いのは事実でしょう。
この記事では、やりたい仕事がない若者に向けて、『本当にやりたい仕事を見つける方法』をご紹介します。

20代の約5人に1人がやりたい仕事がなくて働かない

少し古いデータですが、平成19年の内閣府の調査の1つに、『就職希望の若年無業者が求職活動をしていない理由』というものがあります。この調査によると、『希望する仕事がありそうにない』という理由で求職活動をしていない20代の数は、全体の約20%にのぼることが分かっています。さらに、『探したが見つからない』という理由を合わせると、30~35%にもなります。また、『単に仕事が嫌だから働きたくない』という人は全体の3割もいないこともわかっています。

この調査からも、やりたい仕事を見つける方法を、多くの若者が共有することの重要性が分かると思います。見つけ方さえわかれば、仕事にやりがいを感じ生き生きと働ける社会の実現にも近づくはずです。

では次に、その見つけ方について解説します。

本当にやりたい仕事を見つける3つの方法

1.とにかく何らかの仕事を始めてみる

実際に現場で働かないとわからないことはたくさんあります。興味のある仕事を、正社員ではなくアルバイトや契約社員といった形で挑戦してみましょう。職場の雰囲気、収入が多い・少ない、業務内容、働きやすさ、といった生の情報を得ることができます。結果的にやりたい仕事ではなければ、その仕事を『やりたい仕事リスト』から外せばいいのです。

2.長所や資格を活かせる仕事を探してみる

就活の自己分析のように自分の長所を探して、それに合う仕事を探すのも良い方法です。たとえば「他人に教えたりお世話をしたりするのが好き・得意」という人は、教員・保育士といった公務員系の仕事やホームヘルパーや社会福祉士といった介護系の仕事が向いているかもしれません。

また何らかの資格や経験を持っている人は、それを活かせる仕事を探しましょう。「高校生の時に簿記の資格を取った」、「接客のアルバイトで向いていると褒められたことがある」といった資格・経験は少なからず誰しもあるはずです。それらを活かせば、スタート地点が0(ゼロ)からではないので、面接で有利になる可能性も高く就職の成功確率も高まるでしょう。

3.子ども時代の夢や目標から考えてみる

子どものころに「こうなりたい!」と願っていたことが、実は、今でも自分が本当にやりたいことだったりします。親や友人に相談したり文集を読み返したりして、昔好きだったことを見つけてみてください。
そして、それと結びつく仕事があれば、その仕事があなたの本当にやりたい仕事かもしれません。

『絶対にやりたくない仕事』から探す方法も有効!

やりたい仕事がなかなか絞れない場合は、反対に、やりたくない仕事の候補を上げてみるのもおすすめです。誰でも「この業界で働くのは嫌だ!」、「営業は絶対自分に向いていない」といった好みや向き不向きが少なからずあると思います。

また会社情報に関する本や2chなどのまとめ記事、企業の口コミ・評価サイトなどから、実際の仕事内容やブラック企業の体験談などの情報を入手するのも良いでしょう。やりたくない仕事のイメージがより鮮明になるはずです。

早く行動すればするほどリスクは少ない

以上、現在やりたい仕事がない人に向けて『やりたい仕事の見つけ方』を紹介しました。冒頭でも触れましたが、希望の仕事に就ける可能性は若いほど高いです。早く行動すればするほどその確率は上がるので、ここでの3つのポイントを参考にしながら、積極的に動き出しましょう。